平成28年第2回定例会一般質問の要旨 防災行政について | 原のりゆきのブログ

平成28年第2回定例会一般質問の要旨 防災行政について

平成28年第2回定例会(5月27日~6月21日開催)にて行いました一般質問の要旨です。
今回、私は
・消防行政について
・防災行政について
を質問、要望させていただきました。

本日は、「防災行政について」の要旨です。

質問:(1)大地震の際の同時多発火災などに対応する消火ホースキットは、今年度で市内全避難所への配備が完了するが、実際に消火ホースキットを仕様する地域住民に対しての訓練実施状況、取扱いに関する指導について、また普及啓発について伺う。(2)5月30日に国土交通省から示された、多摩川に対する洪水浸水想定区域図では、これまでの48時間に457ミリから588ミリになった。(ディスプレイに避難所の看板が映る。写真1、写真2)昨年12月にも質問し、対応していただいたが、中原区では井田山を残し全てが浸水区域内となったが、今後の対応について伺う。

答弁:(1)消火ホースキットの訓練実施状況について、市内の各避難所への配備を始めた平成26年度から、地域住民を対象にした川崎市総合訓練、自主防災組織の防災訓練、中高生対象の地域防災スクールなど本年5月末までに254回の訓練を実施している。消火ホースキットの取扱いに関する訓練の指導について、消防団員を対象に、指導方法の標準化及び指導員養成を目的とした消火ホースキット取扱指導者研修を本年3月に実施。今後も継続的に消防団員を対象にした研修の実施と市民にも分かりやすい動画による操作マニュアルを作成するなど、訓練指導の強化を図っていきたい。消火ホースキットの普及について、平成26年度から、自主防災組織による消火ホースキットの購入に対し、防災資器材購入補助金制度を通じ、一定限度額の範囲内で補助を行っている。平成26年度と平成27年度の合計で18団体が購入している。啓発について、市民向け防災啓発冊子「備える。かわさき」による広報を実施。また6月5日に開催された中原消防団消防大会にて、女性消防団員によるデモンストレーションが行われるなど、市民に周知を図っている。なお、今年8月に防災啓発イベント「防災フェスタ」を開催し、消火ホースキットを用いた放水体験コーナーを設ける予定。消防局と連携し普及啓発に努めていく。(2)多摩川における洪水浸水想定区域図について、従来、多摩川による浸水が想定されていなかった矢上川の北側まで浸水想定区域が拡大している。現在、想定浸水が2メートル以上の避難所に設置している標識について、浸水のおそれがある旨の注意書きを加え、市民への周知を図っている。今後、浸水想定の詳細なデータが示される予定。これらを精査の上、避難所標識の表記について適切に対応していく。また、国から示される詳細なデータを受け、洪水ハザードマップの作成などについても関係局区とともに検討し、想定区域などの情報が市民が分かりやすいものとなるよう、説明会の開催や市政だより、市ホームページなどを通じ、周知していきたいと考える。

最後に、
ハザードマップはこれから精査していくとの答弁だが、すでに国から発表があった以上、看板だけでも速やかに対応が出来るのかと思う。今まで、多摩川・矢上川のハザードマップには色がかかっていなかった地域は間違った安心感を抱いていると思うので、市内全域に対し早急な取組をお願いしました。また、改訂版を作る際には、浸水した際に「この地域は北へ」「この地域は東へ」と高い方へ避難するといった矢印も入れることが可能であれば、と要望させていただきました。

写真1



写真2