平成27年第4回川崎市議会定例会代表質問 質問と答弁要旨 | 原のりゆきのブログ

平成27年第4回川崎市議会定例会代表質問 質問と答弁要旨

平成27年第4回川崎市議会定例会の代表質問で今回、私は
・医師会館建設及び休日急患診療所について
・日本医科大学地区開発計画における導入機能の方針決定について
を、担当しました。

今回は「日本医科大学地区開発計画における導入機能の方針決定について」の質問と答弁の要旨をご紹介します。

質問:武蔵小杉駅北側の日本医科大学とグラウンドの跡地と日本医科大学病院を活用しての開発が進んでいるが、1)具体的な計画内容と近隣住民に対しての説明会の開催日程について伺う。2)病院跡地には、2つのビルの計画があるが、その特徴と地域包括ケアシステムとの関連性を伺う。3)グラウンド跡地に予定された新病院のコンセプトについて伺う。4)現在、グラウンドについては、病院側の協力で地元の方々に盆踊り等の場所提供していただいているが、工事中のイベント会場の代替措置等を含めた見解を伺う。5)平成31年度の開校を目指す大学跡地の小学校の学区の検討は未だされていないが、協議開始の時期を伺う。現在の学区である西丸子小学校とのバランスを考慮すれば武蔵小杉駅南側の地区は、学区に入らない可能性は否定できない。6)通学路の安全確保の点からもエルシィ跡地を中心とした武蔵小杉駅北側のペデストリアンデッキの整備も具体化していく必要性があると考えるが見解を伺う。

答弁:1)計画内容については、都市計画マスタープラン小杉駅周辺まちづくり推進地域構想で位置づけている「医療と文教の核」の中心的な役割を担う地区として、大学跡地は本市の新設小学校等の整備、グランド跡地は病院の建替えと看護系教育施設の整備、病院跡地は、都市型住宅、高齢者福祉施設、保育所、地域で利用できる広場、防災備蓄倉庫などを整備する内容になっている。近隣純民への説明会については、環境アセスメント及び都市計画の手続きの中で今後、事業者と市がそれぞれ実施していく。2)地域包括ケアシステムとの関連性については、「川崎市地域包括ケアシステム推進ビジョン」で示された「意識の醸成と参加・活動の促進」や「一体的なケアの提供」などの基本的視点を踏まえながら、病院跡地において、老人福祉センターや在宅生活を支える地域に密着した介護サービス基盤施設。多世代の交流や、さまざまな職種が連携する場などの地域包括ケアシステムの構築に資する施設を整備する計画となっている。当地区の特徴として、隣接あして整備する病院との連携も図っていく計画。3)新病院のコンセプトは、「地域の中核としての役割を担う人に優しい病院」として、高度医療や救急医療、周産期と小児医療の強化等を図るものと伺っている。4)地元イベントの工事中の対応について、地元のご意見も伺いながら、大学に対し、協力を要請していく。5)講義駅周辺地区の新設小学校の通学区域にかかる聴聞会などの具体的な協議については、平成29年度を予定しており、周辺校の児童数の推計値などを基に検討を進めている。6)小杉駅北口ペデストリアンデッキの整備について、現在工事中の小杉町2丁目地区の民間開発の中で一部区間の整備を進めているが、エルシィ跡地など、延伸を計画している区域についても民間開発を適切に誘導し、都市計画マスタープランに基づく歩行者ネットワークの構築を図っていく。