神奈川新聞照明灯
1月30日の神奈川新聞の照明灯に伯父の石渡に関する記事がありました。
以下、記事になります。
石渡清元さんが2期で参院議員を勇退するとの情報をつかんだ。本人に確認すべく国会議員会館を訪ねたが、秘書は「きょうは地元です」という
「探しに行かねば」とエレベーターに飛び乗ると、そこに石渡さんがいた。「見つかっちゃったね」と細い目をさらに細くして笑う。14年ほど前の話だが「神奈川新聞とは縁がある」と会うたび楽しそうに繰り返した
初当選の選挙では消費税導入の大逆風が吹き付けた。2期目の戦いでは旧社会党との連立への不満が渦巻く。自民党ゆえの苦戦にも愚痴らず「私の不徳」で通した。勇退の理由も「世代交代」などとしたが、近年はこうも漏らしていた。「『消費税は簡単には上がらない』と公言した。でも2期目の間に5%に上がった。その責任もある」
当時は「参院は3期目に大臣になる」との不文律があった。他県では激しい公認争いも見られた。しかし、入閣より大事なことが政治にはある。石渡さんの勇退劇が教えてくれた
昨年暮れに交通事故で亡くなった本紙横須賀支社長とも懇意だった。正月、ある賀詞交換会で出会った折の「代われるものなら代わってあげたい」との言葉に胸が詰まった。きっと天国でも多くの人たちに囲まれ、思い出話に花を咲かせるだろう。
以下、記事になります。
石渡清元さんが2期で参院議員を勇退するとの情報をつかんだ。本人に確認すべく国会議員会館を訪ねたが、秘書は「きょうは地元です」という
「探しに行かねば」とエレベーターに飛び乗ると、そこに石渡さんがいた。「見つかっちゃったね」と細い目をさらに細くして笑う。14年ほど前の話だが「神奈川新聞とは縁がある」と会うたび楽しそうに繰り返した
初当選の選挙では消費税導入の大逆風が吹き付けた。2期目の戦いでは旧社会党との連立への不満が渦巻く。自民党ゆえの苦戦にも愚痴らず「私の不徳」で通した。勇退の理由も「世代交代」などとしたが、近年はこうも漏らしていた。「『消費税は簡単には上がらない』と公言した。でも2期目の間に5%に上がった。その責任もある」
当時は「参院は3期目に大臣になる」との不文律があった。他県では激しい公認争いも見られた。しかし、入閣より大事なことが政治にはある。石渡さんの勇退劇が教えてくれた
昨年暮れに交通事故で亡くなった本紙横須賀支社長とも懇意だった。正月、ある賀詞交換会で出会った折の「代われるものなら代わってあげたい」との言葉に胸が詰まった。きっと天国でも多くの人たちに囲まれ、思い出話に花を咲かせるだろう。