昨夜は、会社の後輩と会食。
彼女は会社を辞め、今は財閥系証券会社で働いている。
辞めたのはつい一昨年ぐらいに思うのだが、もう5年近くになるという。
『ほんとに仕事がつまらない。この仕事をあと10年続けられる気がしない』
待遇よく、丸の内のキラキラ✨したオフィスで働き、仕事もしんどくはない。
なのになぜ?!
一方、ワタクシも長年お世話になった会社を卒業しようとしている。その話も後輩にした。
役職定年の年齢を過ぎ、ガツガツ働くより、下の世代へ経験や知恵の継承を求められている昨今、、、ワタクシはいまだにガツガツ働いているが、もう限界である。
限界なのは、ワタクシの気力・体力ではない。
ワタクシより生物学的に年齢が小さい責任者の能力の範囲で働かせられることに抗うことが限界だなのだ。
もう少し歳を重ねると、職種まで変えられて、『上司の指示通りに働いてください』ということになる。
あたりまえじゃないの!と思われるかもしれない。
そう思う方は、幸せである。
ちゃんとした上司のもとで働いておられるのだろう。(もちろん気が合うとか、いいヤツ悪いヤツなどの問題はあれど)
ワタクシの上司(アラフィフ女)は仕事が何たるかも分かっておらず、判断もできないのだ。会社のとにかく『女性管理職』を増やせ、というキャンペーンの下、急遽抜擢されたヤカラ。。。
できることは『職責者マニュアル』に従い、勤怠やら提出物のチェックをすること…。あとは、やたらと『懇親会』を企画するだけ。タダ飯食わせれば、部下に慕われると思っているのか?!あげく酒に弱いので酒席ではすぐ寝る。
そんなことはどうでもいい。
この上司の最低最悪なところは、自らが働かないことだ。職責者=指示する人、と思い込んでいる。
もちろん、それも上司の仕事のひとつだが、この上司は、責任者として果たすべきことを、若い部下に押し付ける。
お前(ワタクシ)がやってやればいいだろ、と思われるかもしれないが、ワタクシは簡単に言うと特命事項担当で、他のみんなとは違う仕事を担当してる。
そもそも、そんなワタシをこのチームにぶっこむ理由は、彼女の点数をあげるため。
ワタシの成果が彼女の評価になり、同じチームとして『ヤッてる』ことになる。
別にそれはそれでいい。
私がガマンできないのは、ちょくちょく邪魔することだ。上司のポーズのために、しょっちゅうミーティングを要求される。
ミーティングとは名ばかり、説明ばっかりだ。それも、毎度毎度同じことを。。。
むろん最初は素直に従ったが、毎度毎度、説明されるだけだと、まことに時間の無駄、ムナシイ。
だがしかし、ワタクシはコヤツに屈伏して辞めるわけではない。
サラリーマンって、役員でも限り、年齢で働き方に制限を加えられる。
一律に。。。
ならばもういいや、と思った次第である。
入社して今日にいたるまで、大変楽しく働いてきた。悔いはない。
今、仕掛中の仕事が終わったら、卒業である
仕掛中の仕事にこだわるのは、こんなめんどくさい問題、私が辞めたら、誰も引き取らないからだ。今は私の問題提起に対し、複数の他部門が協力してくれている。
いちばん面倒なことを私が引き受けたからだ。
(と、エラソーに言うほどの課題ではないけど)
絶対にやり抜く
話は戻る。
昨夜、食事をした後輩の談。
『恵まれた環境でのんびり働いてお給料ももらえて何が不満かと言われるけど、結局、ずっと障害物競走みたいに働いてきて、いろんな壁をなぎ倒し、隙間を縫い、あれこれ乗り越えて達成できたときの喜びを仕事に感じてきた私は、今の状態を幸せとは思えないんですよ』と言う。
『結局、障害物競走じゃなきゃ、イヤなんですよ。ウォーキングじゃツマラナイ』
ワタクシは、心から共感した。
ワタクシだって、ボンヤリ上司に従い、のんびり仕事とも言えない仕事をしてれば、心身ともにラクかもしれない。でも、ワタクシは、それをラクとは思えないのだ。いや、苦痛だ。
後輩との付き合いは、もう四半世紀にも及ぶ。
大変なプロジェクトメンバーとして出会い、意気投合して、ずっと付き合ってきた。
なるほど、お互い、障害物競走好き仲間だもんね〜。
後輩は、大酒飲みのように見えて下戸である。
ほぼ酒無し、シャレオツなビルで、通算5時間も話し倒した。
そしてワタクシは、根拠はないが、また別の世界で、障害物競走をする自分を想像できた。
う〜〜〜ん、ワクワクするね
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