伝統の技術や心を大切に
地元小川町で
みんなに喜ばれる紙を漉き続けていきたい
「抄」という字には
「紙を漉く」という意味があるそうです
私が漉いた和紙に・・・
取材をさせていただいた
5代目の久保孝正さんが書いてくださいました
大正2年創業の久保昌太郎工房さんは、
今も手漉きで和紙を作り続ける10軒ほどの漉き場のひとつ
埼玉県小川町では、
1300年くらい前から和紙が作られていたとされていて
全盛期には、和紙に携わる家が1000軒以上あったそうです。
築100年以上の工房は、
ほぼ当時のままの姿で大切に使われていて
まるでタイムスリップしたような光景に感動っ
小川和紙は、丈夫で実用性に優れているため
障子紙や着物を包む紙などによく使われているそうです
原料のコウゾという植物も見せていただきました
この茎の皮の部分を煮たり、叩いたりして、綿状にして・・・
職人さんの手仕事を経ると
こ~んなに表情豊かな和紙に変身します
魔法みたい
小川和紙の中でも特別な細川紙の手漉き技術については
ユネスコの無形文化遺産の候補に決定していて
静かに受け継がれてきた小川の職人技に、再び注目が集まっています
5代目の久保孝正さん
この機会に、
地域全体で盛り上がっていけるように
そして
伝統を守り、伝統にとらわれすぎず。
和紙のある生活の豊かさも伝えていきたい
と、おっしゃていました
小川和紙を次の1000年につなぐための様々なチャレンジ、応援していきたいです
紙漉き体験もできます
ぜひ、小川の手漉き和紙に触れてみてくださいね
お世話になった工房の皆さま、ありがとうございました
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