近頃「シティポップ」として、

日本の過去の名曲、主に80年代の曲が

海外のYouTuberから掘り起こされているよね

右下は、角松敏生さんです


フォークは、反戦から始まり

ロックは、反体制(反骨)から始まったとしたら



「犬王」はやっぱり、ロッカーの物語かな

いや、そうでもない…「反」ではなくて

実は「寄り添う」物語…



先週、また観てきました リピね




あ、そうだ「トップガン マーヴェリック」

こちらも観ました!

期待を裏切ることなく面白かった〜

やっぱり「Danger zone」から

始まるのね〜!この曲、イイよね💕



でもさ、ちょっと!

映画の中で「じーさん」とか「化石」とか‥

彼に失礼じゃない?(←同い年😅)

そりゃ少しお顔の輪郭はゆるんだわよ💦

ま、しょうがないじゃん!


でも、まだ美しいラブシーンいけますから!

ラブトム様…

そして、笑顔が可愛いんだな〜💕


パンフレット売り切れで、ガックリ💦

面白かったものは、買うことにしてるので‥


姉に、姉の方の映画館にあるかどうか

見てきて貰っちゃった(あった!てへぺろ)





ハイっ、「犬王」行きましょう!

まず…1分の「本予告」をご覧ください

これだけでも、ジンジン来ますよ

この赤い「フワッ」としたものは…また後で!



「犬王」は、足利義満の時代の猿楽

「比叡座」の棟梁の家の3男

(「能楽」はかつて「散楽」→「猿楽」といった)


父は、目指す猿楽と自分の実力の

ギャップに悩み

呪いの面と取引をした為

犬王は、異形となって生まれてしまった


名前さえ付けてもらえず

その辺の犬っころと共に餌を漁り‥

しかし底抜けに明るく

異形のまま街を駆け抜ける


瓢箪の面をわざと取っては人々を驚かし、

その反応を楽しんだりも…

元々のエンターテナー?

本来の自分の脚を得て、走る走る…


兄達の稽古を遠目に見ているうちに

すっかり自分のものにしてしまう彼は

芸をひとつ極めると

異形の身体がひとつ自由になるのだった

お身体の不自由な方、ご不快でしたらすみません



そして、夜の京の町で

琵琶を背負っていた少年

友魚(ともな)と運命の出会いを果たす

ここからのセッションの場面がいいんだな〜

後で動画挙げます



平家と共に壇ノ浦の海底に沈んだ剣

(三種の神器のひとつ)を

都から来た侍に金を積まれて

父と引き揚げた友魚は


なんと父を失い、自らは

視力を失ってしまう

天罰がくだったのである


父の無念をどうにか晴らそうと

侍の来た京を目指す友魚は

「覚一座」に属する琵琶法師、

谷一に拾われ「友一」と改名


これを受け入れて座に入るのを悩み

夜の京を彷徨っていたとき

2人は、会うべくして会ったのだった


その時の出会いの様子があるのよー

1分の動画見てね〜🙏😅


さてここから、2人のパフォーマンスが

炸裂💣💥しますよ

「芸術は爆発だ!」(岡本太郎)を

地で行く大活躍


友一は更に「友有(ともあり)」と改名

友有座として独立


(友有座のマーク)


ランニングマン・ムーンウォーク有り〜の

ヒップホップ(友有座ダンサーによる)、

ブレイクダンス(観客)まで


フェス形式、コールandレスポンス

プロジェクションマッピング…

もう、なんでもやっちゃいます

そして、全国ライブ行脚です


そんなわけないって?

おかしいだろって?そうかなー?


このアニメ映画の監督・湯浅政明さんは

言います


「過去のものや人が劣っている?

今と変わらない思考の人や

現代より成熟したものが

オーパーツとして説明不能になる」


はい、賛成に1票ね


では、新しい平家物語を少しどうぞ



予告編の絵にあった、あの赤い「フワッ」は

実は、無惨にも亡くなっていった

平家の怨霊達なんです(平家魂・ヘケタマ)

(犬王・友有には感じられる)


歌い、奏で、そして踊ることによって

怨霊達の魂が浄化されていく…


そして、犬王の身体さえも自由になっていく

いつの間にか、気づいた2人


その名声は、朝廷にも届き

ついに義満とその妻の業子の前で

芸を披露することになった


義満は、藤若(後の世阿弥…観阿弥の子)を

寵愛している(観世座)


藤若は、その美貌ゆえ

能面を付けないこともあり

最後には、犬王にも面を取れと…


どうする…?大丈夫です!

間に合いました


業子が妊娠中だったので、パフォーマンス以外に

大変な驚愕を与えるわけには

いかなかったのです、他意は有りません


この時の舞台で、怨霊達は浄化されまくり



最後に能面を取ったそのとき

…異形の姿はどこにも無く

このステージは圧巻で、見応えがあります

映画「ボヘミアン・ラプソディー」を

彷彿とさせますよ!

気がついたら、まばたきも忘れてたくらい…

あっ、言い過ぎ…😅💦?ごめんなさい🙏



しかし、「平家物語」の「正本」が作られ

そこからの逸脱は許されなくなってしまい


…南朝を揺るぎないものにするための

言論統制なんである



友有を救うため、要求を呑む犬王

しかし、友有は最後まで逆らい
河原で、琵琶を弾きながら歌いながら
打ち首の刑に処せられた😭ウウッ




…600年が経ち、現代…

再会する2つの魂があった

先に逝ってしまった友魚を

やっと見つけた犬王



それは、かつて初めて知り合った頃の

少年の姿で、今も自由に

夜空を駆け巡っている…


孤独だった2つの魂だけど

「友」は「有」ったんだな


「友有」として亡くなったので

「友魚」を探すのに時間がかった、と犬王…



〜物語は、これでお終いになります〜





犬王の声を演じ、歌を歌い切った

アヴちゃんってこんな人…右側

左側は、友魚を演じた森山未來さん


アヴちゃんは、女王蜂というバンドの
ボーカルをやっています

↑「デスコ」、この曲、刺激的です


今回、わかったそうなのだけど

アヴちゃん自身、平家の末裔なのだそう


これも、何かの縁だったんでしょうか



キャラクター原案は、松本大洋さん

「鉄コン筋クリート」や「ピンポン」などの

作品で有名、数々の賞も受賞されています



お母様は、工藤直子さん(詩人・童話作家)

うちには、「のはらうた」あります

小さな詩集です


動物や昆虫、草花などの視点から書かれた詩です



歌うこと、踊ること、生きることを

考えた98分でした

長くはないけど、見応え充分です




長いこと読んでいただき

ありがとうございます😭


映画はまだやっている所もあると思う

それこそ、新しいパンフも出るとか


Twitterのアカウント無くて💦😝





またね、皆さん


暑くなったね

マスク熱中症にも

ご用心ください


そうそう、地震も余震にも


どうぞお元気でね〜 💁🏻‍♀️