雪の季節になりましたね
私、さっそく、風邪もひきました
不摂生の賜物です
雪の便りを嬉しく迎える方も
この季節、冬眠したいわと思う方も?
…私は、後者です
昔話になります
私は鍵っ子で、4つ上の姉と
親の帰りを待つわけですが
冬は、石油ストーブを点けるんです
私は怖くて、点けることができなかった
(多分今でも苦手…これにはわけがあって
もっと幼い頃、火遊びした経験から
…バカですね)
東日本大震災のときに売れに売れた
あのタイプの古いもの
姉も4つ上ですと
私より帰りが遅かったりします
こたつに潜って、ひとりじっとして
雪のしゃらしゃら降る音を聞いて
ウトウトしたり…
日も短くて…すぐ暗くなって
あの頃の心境を今思い返しても
侘しくなります
まだ小学校に上がる前、
近所の1つ上のりっちゃんが
練炭こたつに潜り込んで寝てしまい
亡くなりました
夕方ニュースになっていて
本当に驚きました
えっ、テレビに出てる!…って
最初は理解できなくて
…よく一緒に遊んでいた子でした
寒くなると、今でも思い出す
小学2年生の頃だと思います
まだ姉も小学生でしたから
激しく雪の降る日が続いて
雪の重みで電線が切れ
3日くらいかな〜停電になっちゃって
私の住んでいたところは
豪雪地帯ではありませんが
やはり時々
大雪になることはありました
短縮授業のあと集団下校になり
姉と2人で 、早く暮れる冬の日
親の帰りを待つ
ストーブの前に並んで手を炙りながら
(☆低温やけどに注意!)
石油ストーブはともかく
ろうそくは危ないから🕯
使わないように言われてた…のかな
だんだん周りが暗くなり、
ストーブの暖かな色が赤々と
隣に居る姉の顔を優しく照らした
姉も優しかったけど
親の帰ってきたときの嬉しさ!
うちは当時車もなくて…
雪国の人にはわかると思うけど
風があれば 雪は下からも降る
親も雪だるまみたいになって戻る
肩にものしゃのしゃと雪が載っていた
灯りがともると、赤い顔
熱いからじゃなくて
冷たい中を歩いてきたから
そんな時でも
子供は非日常が好きだったりする
ストーブで作るラーメンや
アルミ箔に包んで焼くお芋
朝はお餅やトースト、
めちゃくちゃな食事の楽しさ
今もじゃないのか?
夜は、やることも無くて
普段遅く寝る親も、早く布団に入る
2階で寝る姉も降りて来て
皆で固まって
「ね、歌のしりとりしよう」
私からね〜!
「♪ よい子が住んでる良い町は
楽しい楽しい 歌の町〜」
「ストップ!」「ち?まち?」
「どっちからでもいいよ」
「ええと、ええと…」「早く〜」
「♪ 小さな日記に綴られた〜」
「うわあ、やる〜」
お風呂も入らなくて 勉強もしなくて
(いつもやらないけど…笑)
ひと部屋あればいい
歌声と笑い声が
暗い寒い部屋に響く
足先が冷たいよ
☆当時、電気毛布を使っていて
湯たんぽを処分したばかりだった
出ている顔は氷点下だよね
うん
でも楽しい なんだか嬉しい
寒くて あたたかい 不思議な夜
合唱曲「雪の日に」
雪にロマンスを感じる方には
ちょっと申し訳ない曲ですが…
白いゆえに
汚れるのが耐えられない…という
「白い」ゆえの悲しみ
伴奏のピアノが、
これでもか、これでもかと
激しく降る雪を表していて
劇的な曲です
河内長野市立東中学校の演奏、
女声合唱ですが
いい演奏と思いましたので
う〜ん、こんな雪、知らんだろうな
でも、やりおるわい〜(#^.^#)v
私は高校生の時、混声で歌いました
声が少し幼いけど、なかなかです
なぜか偉そう笑
今ならもっと、 やりようがある
今ならもっと、 快適に過ごせる
そもそも、昔より雪は少ないし
断熱性の高い家じゃなかった
二重窓ではないし
サッシ窓でもないし
(練炭こたつといい、いつの時代〜?)
でも あんなだったから
あんなふうにしかできなかった、けど
思い返しても それは
楽しかったり 嬉しかったり
まだ何者でもなかった頃の
無垢な思い出
白い思い出
世間の垢にまみれて
汚れっちまった今も
ふと 思い出す
私の中の、冬の子供の私
今シーズンもまた
雪の季節を迎えました