”ねぇ、なんでそんな思い切りよく行動できんの?”
数日前に知り合いから急にLINEで聞かれた質問。
結局、トークの流れで相手の相談にそのまま乗ってしまったので、明確に答えなかったのですが、
今日ちょうどその人に会いに行く用事があるので、その前に思考整理しようと思います。
そもそも私が「思い切り良く行動できて」いると言われている所以を客観的に考察します。
プロフィールにもあるように、私は16年間働いていた会社を辞めました。
ただ16年働いていた、と捉えれば大した話ではないように思いますが、
勤続8年目あたりから順調に職級を上げていき、気付けば新卒の給料から約3倍になり、
管理職候補にもなっていました。
なのに、退職を選びました。
なぜそうなったのか詳しいことは、また追い追い書こうと思いますが、
側から見れば「え?これからなのに?」と思われるであろう決断だったと思います。
その後、2ヶ月くらい自由な時間を過ごして
また別のご縁で他社の営業事務として働きました。
こちらは約6ヶ月勤務、その後は別部署で3ヶ月勤務し、今年の3月末に退職。
この時も仕事は(営業会社はそもそも激務ですから)大変ながらも
仕事ぶりは割と評価されていて、側から見ればとても順調な働きぶりと思われていたようです。
私の中では全て「いいタイミングでの決断」なのですが、
周りから見るとまるで理解できないというか、不思議というか、そんな様子です。
だから「どうしてそんな思い切り行動できるか」の端的な答えは、
【私が決めているから】
なのだと思います。
もちろん、決断するにあたって全く悩まなかったわけではありません。
特に16年働いた会社を離れる時は、決断するまでに3年かかりました。
処遇も良かったし、仕事も一定のやりがいがありましたから。
その時の課長に言われた”あの一言”を受けるまでは。
ある年の期央面談。季節としては10月でした。
この時期は、年度初めに設定した目標に対しての達成率や、それまでの業務の取り組み、
今後の業務従事にあたっての課題整理などを目的として、社員は直属の課長と面談します。
この頃の私は、チームメイトたちのマネジメント、
社内外での議論・壁打ちや折衝を前面に立って引き受けるといったことがメインの仕事でした。
少し特殊な部署だったので、決まった繁忙期というものはなく、
むしろ繁忙期=トラブルが発生したときなので、私が忙しすぎるのはあまり会社にとっては嬉しくないものだったと思います。
この面談時は、チームメイトたちの力がだいぶ定着してきており、教育の負担も減っていました。
そして幸いなことにトラブルもなく、全て順調。
つまり、どストレートに言うと、”暇”でした。
やはり給料をもらっている以上は、そのエネルギーを無駄にしたくない気持ちがあったので、
私は課長にこう提言しました。
「今、手持ち無沙汰になったのはチャンスなので、別部署で修行させて欲しい」
本当のところ、異動したいと言いたかったのですが、
とても保守的な部署で、他の課員が異動をブロックされていたのを知っていたので、
一応のところ譲歩した形での提言でした。
しかし、即座に却下されました。「受け入れる部署の事情もあるし」と。
私はすかさずこう言いました。
「いや、でも要は『暇』なんです。だから困っているんですよ。」
ここで、課長は私にとって<爆弾>となる一言を投げてしまいます。
【別にいいんじゃない?】
…ガッカリしてしまいました。
この人は、部下の成長とか展望とか、どうでもいいのだなと。
この一言を聞いた瞬間に、
「あ、私ここで働き続けるの無理かもしれない」
と気づいてしまったのです。
物事というのは面白いもので、
違和感に一つ気づいてしまうと、次々に不都合な現実が起きてくるものです。
チームメイトに社内研修の講師経験をさせようと提言したら却下される。
スケジュールを遵守できないチームメイトに指導したら、課長が逆に甘やかしてしまう。
なぜか全部邪魔されるようになりました。
”もうお金をもらっても続けたくない。”
これが、私が大きく行動に移せたきっかけでした。
ここまで書いて気づきましたが、
お金は、ただの可処分所得や金銭的なものではないのだと。
もちろん生活の上で必須のものですが、
どんな形で得るのか、というのがとても大切なのだと気づきました。
「給料たくさんもらえるんだから、我慢して働けばいいのに」
「会社辞めたらお金なくなっちゃうだろうに」
「できる仕事で楽にやれるんだから勝ち組じゃん」
「課長になれるのに辞めるなんて、食いっぱぐれだね」
さしずめ、こんな考えをぶつけられかねない状況だったかもしれません。
これらの考えに、もしかしたら皆さんも頷いているかもしれません。
ではもう一度よく見てください。
私が挙げてみた、この4つの考えの共通点は、何だと思いますか?
全部【他人軸】です。
世間体や一般常識とされているような思い込み、
それが全部詰まった考えです。
私が辞めることにだいぶ苦労したのが
この【他人軸】の考えを取り除くことでした。
やはり辞めたらお金がなくなる、と思ったことが一番の恐怖ポイントでした。
さて、
今は晴れて退職しています。
ということは、私は最終的に恐怖ポイントを見事に克服したという証です。
どうやって解決したのか?
どうやって乗り越えたのか?
気になる方は多いかもしれませんが、今日はこの辺で。
一つだけ言っておくとすれば、
大事なのは「解決方法」そのものではないということ。
それではまた別の投稿でお会いしましょう。