午後、今日は勉強も検査も無い。
「あいふぇん、ふぇれっふぇ!」
「ちょっと今忙しいから、あとでね~~」
高杉さんがまたインタホン押してる。
「どうしましたぁ~~?」看護士さん、高杉さんのしつこさになんとも思わないのか、普通に聞きに来る。(何か看護士さんってすごいなぁ・・・)
「あいふぇん、ふぇれっふぇ!」
「ちょっと今忙しいから、あとでね~~」
売店に行きたいらしい。
その後もずっとインタホン鳴らしてる。「あいふぇん、ふぇれっふぇ!!!」
連れて行ってあげたい
、助けてあげたい、何かしてあげたい、そんな衝動にかられる![]()
私は普通に動けて歩けて、車椅子を押した事はないけど、仕事柄結構力はある。
高杉さんに何かしてあげたい!!声をかけようか・・・・・?
考えた・・・。いっぱい考えた、高杉さんを売店に連れて行ってあげる、それだけの事に色んな考えが出てきた。
・・・結局私は何もできなかった。自分の決めた事だけど、あとで後悔するだろうなぁってその時思ったけど、今になってやっぱり後悔してる
けど、何もできなかった。
理由はたくさんある。いい訳になるから書かない。
でも、ひとつわかった事がある。
ここは病院で、私は患者、でも、検査入院と勉強の為の期間限定の入院、おしめも車椅子も点滴もいらない。普通に起きて立って歩ける。
だから、私はここに居ちゃいけないんだ・・・。
現実に戻らなくちゃ・・・。