「帝国の慰安婦」の著者で、在宅起訴された世宗(セジョン)大教授の朴裕河(パクユハ)氏に対し、ソウル東部地裁は25日、無罪判決を言い渡した。



         そもそも裁判になること自体おかしい!韓国は、まだまだ言論統制が残ってる。民主主義国家ではない!!

 "公判では、朴氏が著書で慰安婦について「自発的に行った売春婦」「朝鮮人慰安婦と日本軍の関係が基本的には同志的な関係」などとした表現が、元慰安婦に対する名誉毀損(きそん)に当たるかどうかが争われた。

 朴氏側は公判で、著書は慰安婦問題を解決するために書いており、元慰安婦の名誉を傷つける意図はなく、出版後は韓国でも高く評価されていたと訴えた。慰安婦についても「自発的な売春婦」とは断定しておらず、日本の否定論者の主張を引用したと反論していた。

 今回の刑事裁判は、検察や裁判所が歴史的な事実を評価し、それに基づいて刑事罰を科すのは言論や学問の自由を脅かすという指摘が日韓の有識者から出ていた。検察側は、朴氏の表現を歴史的な事実とは異なる「虚偽」だと断定し、「学問や表現の自由を逸脱した」と主張していた。

 「帝国の慰安婦」は2013年8月に韓国で出版された。慰安婦の実態や日本軍や業者の関与などを説明。問題解決をめぐる支援団体や日韓両政府の取り組みを検証し、解決策を模索した。

 しかし、一部の表現で名誉を傷つけられたとの元慰安婦らの訴えによって、ソウル東部地裁は2015年2月、34カ所を削除しなければ出版を認めないとの仮処分を決定した。16年1月には、元慰安婦9人が損害賠償を求めた民事訴訟で、朴教授に対し、1人当たり1千万ウォン(約97万円)の慰謝料を払うよう命じる判決を出した。"