彼の仕事は旅行会社の営業。






さっき『めんどくせー』と。






『何が?』







要は…お客さんの中に車イスの人がいるから、今話を進めてるホテルにはバリアフリーがないから、別のとこにしてほしい…と。






車イスの人に遠慮して、他の人たちが泊まりたい宿をやめる必要があるのか?と。






『今から替える必要あると思う?』






『してあげれば?』






あたし的には…イラッとしました。






福祉の世界で働くあたしに言う言葉か?






彼には『偽善者』と言われるかもしれませんが、今はバリアフリー化が進んでるし、ハンディのある人たちに優しい環境をどこも目指してる。






『障害のある人ってさ、甘やかされ過ぎだと思うよ』





そう思う人もいるだろうし、甘えてる人もいるかもしれない。






でも、その車イスのお客さんが望んでることじゃないかもしれない。






周囲の気遣いや、もしかしたら、バリアフリーのところじゃないと、周りも大変なのかもしれない。







お客さんも始めからバリアフリーのあるホテルにしてほしいと言うべきだったかもしれない。






彼が忙しくて大変なのも分かる。






でも、そう考えてる彼に腹が立った。






もし、自分の子どもに障害があったら?






もし、大切な家族や友達に障害があったら?






もし、あたしに障害があったら?






近くに障害のある人がいないから、分からないのかもしれないけど。






あんな言い方はない。






彼とやってく自信がなくなった。






それくらいキレたかった。





彼もあたしが、あんまりいい反応を示さないから、すぐに話を切り上げましたが。






はぁ。






ホントに偏った考えの人だなぁ。






それでも、お客さんの言うことはちゃんと聞いてあげるとは思いますが…