私の祖母は「もーやーこ」が好きです。
喫茶店で勝手にサンドイッチを頼んで、こちらのおなかの空き具合も関係なく、
「もーやーこすりゃいいが」と言い出します。
回転すしを食べに行っても「あんたともーやーこで食べやーちょうどいいぎゃ」と
よく言います。
「もーやーこ」とは、半分ずつという意味。
つまり、一皿のお寿司を、一つずつ食べるという事です。
なんだか、少しの量を数多くの種類食べたい、というOLのような事を好む祖母です。
私もその方がいいので、「何が食べたい~?」とか言いながら、二人であれやこれやと
相談して注文し、もーやーこをするのです。
祖母と一緒に過ごす時間が長かったため、違和感なく使っていた言葉ですが、
ある時これが名古屋弁だと知りました。
今でも普通に使う「えらい」=「疲れた」という言葉も、名古屋弁だと気づいたのは
だいぶ大人になってから。
三河地方出身の子は、すごく疲れた、というのを「どえらいやー」と言います。
「ど」というのは、「すごく」という意味です。
語尾の「やー」というのは・・・よく分かりませんが、収まりがいいんでしょう。
三河地方は「じゃん」「だら」「りん」という言葉をよく語尾に使うようです。
たとえば「勉強しなさい」=「勉強しりん」、「でしょー?」=「だらー?」などなど。
唯一、名古屋でも「じゃん」は昔から使います。
「私って○○じゃんねー」と、自分しかわからない情報も、
相手も知っているかのように同意を求めます。
関西から名古屋に移ってきた友達は「そんなん知らへんけど・・・」とか
「あ、そうなんや」とわざわざ突っ込んでくれていましたが、
そこは初めて知る情報でも、「うん」と相槌を打つのが名古屋流です。
そんな関西出身の友人も、知り合ってから10年経った今は「私、○○じゃんねー」の言葉に
「うん」と普通に流してくれるようになりました。
ようやく名古屋に馴染んでくれた気がして、嬉しいです:*:・( ̄∀ ̄)・:*: