インターネット検索大手のヤフーは14日から、亡くなった人がヤフーのクラウドサービスで保存していた画像や文書などを削除するサービスを始めた。

ヤフーの専用サイトから生前に申し込んでおき、亡くなった時にヤフーが提携する葬儀仲介会社を使えば、無料で削除する。

このサービスに申し込んでおけば、ヤフーで利用していたサービスの課金も自動的に停止する。

亡くなった後のデータや課金はこれまで、遺族であっても削除したり止めたりすることの手続きが煩雑だった。

サービスでは、毎月194円(税込み)を払えば、亡くなったときに最大200人にあらかじめ作っておいたメッセージを送ることもできる。

毎月支払うお金はサーバーにメッセージを保存する費用だという。

サービス利用者が亡くなったことは、市区町村が発行する「火葬許可証」を葬儀会社に送ってもらい、確認する。

今後は削除サービスだけでなく、遺族にデー タを移すサービスも始める。【朝日新聞社】