レトルトカレーの「ボンカレー」で知られる大塚食品(大阪市)が、正社員の4分の1にあたる約190人の希望退職を募っていることがわかった。

全国的に雇用統計は改善しつつあるが、業績が伸び悩む企業はリストラをせざるを得ない状況も続いている。

対象は40歳以上60歳未満で、2月10日から募集を始めた。

3月17日まで応募を受けつける。

退職日は3月末。

応募が認められれば、退職金が上乗せされる。

大塚食品によると、希望退職を募るのは初めて。

低価格競争が厳しいうえに、少子高齢化で国内市場の縮小が見込まれ、生き残るには人件費の抑制が避けられないと判断したという。

大塚食品は、大塚ホールディングス傘下の大塚化学の子会社で非上場。

ミネラルウオーター「クリスタルガイザー」の輸入販売も手がける。

2013年3月期の売上高は573億円で、純損益は15億円の赤字。

国内では北海道、群馬、滋賀、徳島に工場を構え、全国に営業所を持つ。

これらの統廃合はいまのところ予定していないという。

全国の有効求人倍率は今年1月まで3カ月連続で1倍を超え、完全失業率も3カ月続けて3%台の低水準。

だが、最近も三洋電機やJVCケンウッドで希望退職を募集するなど、人員削減が続いている。【朝日新聞社】