ピットヒーリングレポートⅣ
ピットの中は、暖かく湿っていて、心地よく守られているような感覚でした。
やがて、足元でディジュリデュが奏でられました。
強く、優しく、表現するのが難しい・・・・音色・・・。
後になって、撮ってもらった写真を見て分かったのですが、私がピットに入ってすぐに足元でディジュリデュを吹いてくれていたのはあのアボリジニの方だったのです。
それまで、ブーメランを鳴らしている姿は見ていたけれど、ディジュを吹いていることはなかったので、ちょっと鳥肌ものの感激でした・・。
脱水症状予防でもあります。
ピットに入ってみて、ケアをしてくれていることのありがたさが良く分かります。
体が熱くなったら、花に水をかけてもらう。
喉が渇いたら、水を飲ましてもらう。
樹の皮布団を被っていることもあってか、
【あー。樹ってこういう感じかな?】とも想いました。
陽の光を浴びて、水を吸う。
おそらく小さな虫が手に添っていたけれど、気にしない。
風の心地よさがよくわかる。
唄が歌われます。
足踏みの音が耳に響きます。
ピットに入っている間、私はずっと考えていました。
頭の中で、ここにいることの感謝や、ここにいることの意味を。
それもあってか・・・頭上でディジュリデュが鳴らされました。
大地に繋がる音。
樹や花の香りが周りを充満しています。
私は汗や熱を身体に溜め込んでしまう方なので、途中、体中に血がめぐったせいか少し鼓動が早くなってきてしまいました。
でも、花のベッドを水で冷やしてもらったりして、また、目を閉じます。
ジャバジャバ水をかけてもらうと、ひんやりして気持ちいいんです。
木の皮布団は徐々に乾いてきました。
ひとつの考えの答えが浮かんだ時がありました。
すごく大きな、自分の中への納得です。
あ、もしかしたらこれで終わりかな?と思いました。
でも、まだ博士からOKは出ないようです。
ピットヒーリングは、自分から出ることはしません。
博士がそれぞれピットに入っている人を見て、
ヒーリングが終わったと分かって指示があってから、
「生き返る」ことができます。
自分から出られない、ということの辛さもあるんだなぁって少しだけ感じました。
そしてまた、頭上からディジュリデュが流れてきます。
今度はわりと長い時間。
空気が伝わります。音が、言葉にも聴こえてきます。
何を言おうとしてくれてるのか、感じようとしました。
みぞおちのあたりに、深く響く振動と音色です。



