マミヤは複数の病院に通っている
その内の一つ
精神科 心療内科

長らく御世話になっていたが
数年間が開いていた
大丈夫と思って過ごしていた
その数年の間がマミヤを変える事には
なっていた

解離の進行
先生もため息混じりに
この数年のマミヤの話を聞いていた
三ヶ月で四回目の通院

数年前に比べて
明らかにマミヤの解離は
良くも悪くも自分を守りながら
進行し続けていた…例えば

味覚
自分の作った料理を受け付けない
結果   インスタントか冷凍食品しか
家では食べない

記憶
特にヒステリック
怒り始めと終わりは覚えているが
投げた物やヒステリックを
起こしている間の記憶無し

良い思い出も悪い思い出も
作文化され写真の様に
記憶されている
ソレは年数が経った記憶の
殆どが その様にインプットされている

こなしている日常を
細かく話せない
部位部位では事細かに話せる事が
逆にその部位以外になると
言葉に出来ない位、記憶に無い

マミヤの解離の症状の殆どは
記憶に関係する物ばかりで
さすがにヒステリックを
起こした記憶や
人と話した記憶が
スナップ写真の様にしか
残されてい無いのも困りものだ

自分を守る時も
自分を投げる時も
極端な殆ど大胆なマミヤ

ソレは性格や習慣、
癖や考え方や生活にも
ダイレクトに反映している

仕事の行動、各箇所の友達それぞれへの行動
旦那へ行動、子供への行動、義両親への…
学校…幼稚園…
数え出したらキリがなく
どれも、それなりに共通を持して
マミヤの頭の中のスイッチが切り替わる

しかしソレがマミヤ自身とマミヤの記憶に
距離を持たしていると言われた
そうだと思う
その場その場に合わした自身の行動に
本当の本人が混じってい無いのだから

そして、マミヤ自身の核心の感情は
誰にも触れられたく無い
楽しい事も悲しい事も全て
自身の事だけはマミヤの物…
かなり孤立的な考え方だと言われた

話の終わりに先生は
『夢幻さんが自身との距離を縮めていか無いと、もっと自身を見て、自身を知っていかないと、いつ迄も解離は維持か進行かだょ』

マミヤは…もぅ良い歳だ
でも…まだ自身と向き会う事も
正体を知る勇気も無いかなぁ(°_°)