こんにちは。


松山市、東温市、伊予市、松前町、砥部町へ出張訪問している助産院emiです。


離乳食をはじめる前に知ってほしいこと
その①を前回お話ししました。


今回は、離乳食はいつから?
というお話をしたいと思います。


目安は6ヶ月ころからです。

理由は…


①栄養面から

母乳量は平均780ml/日と見積もられ、
カロリーは平均約0.7kcal/mlあるので、
約550kcal/日と計算されます。

一方赤ちゃんは、100kcal/kg/日の栄養を必要とするので、
7000gであれば、1000ml(700kcal)/日を必要とします。


母乳のみでは赤ちゃんの必要とするエネルギー量が足りなくなってくるため、補完食が必要になってくるわけです。


②赤ちゃんの発達

赤ちゃんは生後4ヶ月後半くらいから手を出して物をつかみ、口にもっていくようになります。

また、6ヶ月ころになると、固形物が口に入ると舌で押し出す反応が消えるようになり、座ることができるようになってきます。


③食物アレルギー

母乳は、
◆赤ちゃんの未熟な消化管粘膜を保護してくれる。

◆免疫の機能を補ったり、発達を促してくれる。

◆腸内環境を安定させる。

アレルギーの発症を少なくするためには、生後4〜7ヶ月が最適。
早すぎても遅すぎても発症の可能性があります。



①赤ちゃんの体重が7kg前後になると母乳だけで足りなくなる。

②固形物が食べれるようになる。

③アレルギーの発症を少なくする。


これらの理由から、

6ヶ月が目安となります。


初期のころは、エネルギー補充よりも、

鉄分の補充や、食べる機能の発達に重点を置きましょう!!

また、胃の容量や必要とする総カロリーなどは一人一人違うので、赤ちゃんの状況により異なります。


母乳を続けながらの補完食。
なかなか食べない、進まない…
でも、焦らなくても大丈夫ですよ。



次回は、すすめるときのポイントをお話ししたいと思います。


助産院emi