ちょっと足をのばして、かねてから行きたいと思っていた、箱根ラリック美術館に行ってきました四つ葉








自然の中にひっそりと、でも確かな存在感を放つ建物でした。
雨上がりの空気が清々しくて、思いきり深呼吸してきましたキャッ☆ダッシュ








ラリックとは、フランスを代表する宝飾とガラスの工芸家、ルネ・ラリックのこと。



弱冠20歳でカルティエなどの一流宝飾店から仕事を依頼されるなど、早くから才能が注目されていたアーティストです。



また、いま私たちは瓶に入った香水を当たり前のように使っていますが、ラリックがそのきっかけを作った人なんですよ上げ上げ



香水商の、フランソワ・コティーという人が、ラリックに香水瓶のラベル制作を依頼したところ、ラベル制作だけでは満足しないラリックが、ボトルのパッケージから瓶自体までデザインしたのだそうです!


それが、女性たちのあいだで瞬く間に評判になり、当時の香水メーカー60社以上からデザインの依頼が殺到し、それまでは上流の貴婦人のために量り売りされていた香水が小さな香水瓶による少量販売として大衆の手に届くようになったのだそう。


どれもこれもうっとりするほどデザインが繊細で、今見てもオシャレ!欲しい!と思うものばかり。
女性の心を見事に捉える、ラリックのセンスに脱帽ですぼーぜんLOVE


中でも印象に残ったのは、
「シダ」と言う香水瓶。


その名の通り、シダの葉がデザインのベースになっているのですが、ラリックが最愛の妻・アリスを亡くした翌年に製作したものとのこと。


四角い瓶の表と裏の中央には、妻・アリスの肖像が刻まれていて、それを囲うようにシダの葉がデザインされた、全体が深い緑色の瓶。その緑色は、アリスの瞳の色と同じなのだそう。


素敵なエピソードですよね涙きらきら!!
ラリックの人柄を感じさせます。