ゴール、それはスタート | Emi Grace

Emi Grace

I am a photographer or writer,
that is an artist.

恵美グレース

12/18

写真のコンクールに出品致しました!


締め切り一週間前に決めたエントリー。

十分な準備はできた、とはいえないけれど、

本当に、出してよかったな、と思います。


コンクールみたいなもの、というのは、大小はあるにせよ、

常に何かしら応募はあるので、精力的に出そうと思えば

二、三ヶ月に一度くらいのペースで出品はできるのですが、

なにぶん、今年は幸運なことに、お仕事や展示に恵まれて、

そちらで挑戦させて頂くことが多かったので、一年通して

一個も出品をしていない、という情けない状態でした。

他のカメラマンも、最近のコンテストは出来レースだから

入賞しても価値ないし、なんて考えの人も多くて、確かに

派閥やら経歴重視の傾向に、ちょっとテンションも落ちていて。。


だけど、

それでもやっぱり、こういう機会は大切だな、と思ったんです。

特にわたしには。


去年から感じていたことだけれど、今年はっきりしたことの一つは、

わたしはやはり、職業カメラマンではない、ということ。

これは友人のカメラマンの弁ですが、カメラマンという仕事は、

一言でいえば「ひとが撮れない写真を撮ってあげること」ですから、

あくまで技術を売る仕事であり、自分の撮りたいものは撮れません。


ブツ撮りに、記録写真、アー写、宣材…

いろいろやらせて頂きましたが、わたしにとっての写真、というのは

やはり、自身の思うところを表現するもの、つまり作品、なんです。

だから、お金を頂いているにしても、”仕事”という自覚が、正直、

あまりなくて、あくまで”作品”としての感覚で請け負っています。


「お前がやりたいのは、結局、”アーティスト”なんだよ。」

同じカメラマン仲間には、溜息まじりに、こんなことを言われます。

カメラマン、と、写真家、は違うというわけです、在り方が。


そんなわけで、忙しいとつい、手が回らなくなりがちですが、

そんなことを言い訳にしている暇があるなら、やれよ、ってことで

タイトなスケジュールの中、今回の出品を決めたのでした。


ところが、いざ着手してみると、立てた予定通りには進まず…!

やろう、と思う意志に反して、こころが着いてこないんです。。

ロケ写に出ても撮れない、案を練っても出てこない、集中できない。

日ごとに締め切りが迫ってくる中で、こんなこともできない自分が

本当に嫌になって泣けてきたり、憤ったり、笑けてきたり、

作品を作るには時間がないんだけど、気分的には長かった(^^;)


でも不思議と、一回も、諦めよう、とは思わなかったんですよね。

どんなに納得のいかないものでも、出さないよりはマシ、って思ったし

今年一回もコンテストに出品しなかった、なんて、絶対に、自分に

許したらいけないって思ったし、もししないなら写真やめようと思った。


結局、出せたのは、締め切り十分前。


満足いくものは出せなかったけれど、とにかく出せたこと、

それが何より、自分のなかでは大きくて、少し楽になりました。


大学の卒業論文を提出した際、納得のいかない面持ちのわたしに

担当教授がこんな言葉を下さったことを、思い出しました。

「一つ終われば、また新たなテーマに出会うんだよ。」

どこまでいっても完成のない、永遠に高まってゆくもの、

端的に、作品作り、とはそういうものなのかもしれません。


何で撮るのか、とかが少し見えなくなっていたんだけれど、

やっぱり自分はこれがしたいんだ、ってことを再確認できました。

また、今回のコンテストの趣旨をみて、自分がやろうとしていることの

方向性が、時代の流れと合っているらしいことにも、自信が持てました。

あ~本当に出してよかった!!

ようやく終わった、って実感がでてきた(^^;)



来年は、

もっと精力的に出していこう、と思います。