札幌シネマフロンティアのスクリーン01にて鑑賞。

観客は20人くらいでした。

 

ここに来るのは久しぶりです。

 


館内にはこんなに大きい告知がありました。

金曜日公開の映画『オークストリートの異変』です。

 

 

内容は、

「平和な住宅街が突如として恐竜だらけになる」という話らしい。

アン・ハサウェイやユアン・マクレガーなど俳優が豪華です

何だか面白そうだなぁ。

 

入場する際にもらえたペーパークラフト。

映画に登場する「"なんでも願いをかなえてくれる魔法の柳"が入った箱」です。

 

 

こういう小道具的なものを貰えるのは非常にありがたい。

でも一つ残念なのは、組み立てるとなぜか四角形の箱なんですよね。

劇中に登場するものは三角形なのに。

 

 

 

 

 オブセッション 災愛

公開日:2026年7月17日

上映時間:109分

ジャンル:ホラー/ロマンス

 

「私、いたもの。

 あなたの左側にー」

 

  あらすじ

 

楽器店で働く青年ベアは同僚ニッキーに恋をしているが、

気弱な性格の彼はなかなか思いを伝えられずにいた。

そんなある日、占い店で「願いが叶う」という不思議な商品を手にする。

「自分を世界一愛してほしい」、そんな軽い願いがやがて最悪の結果へとつながっていく―。

 

 

  感想

 

怖ぇぇ…。ガーン

 

最近だと断トツで怖い映画でした。

ロマコメのような題材なのに、中身はとんでもないホラーでしたね。

特に映画館で観たことで、その恐怖は倍増されたんじゃないかなと。

これは参った…。

 

実際たしかに、笑える?ようなシーンもあったのです。

多々ある変顔シーンとか、億万長者のシーンとか。

ただそれに笑う余裕がないほど、恐怖を感じる方が強かった。

 

ユニークなシーンの裏にはどっぷりとした暗闇が潜んでいて、

「これは笑っていいものか ('_')」と思ったんですね。

 

まさに災愛級のクラスの怖さ。

ちょっと1人では観られないかも。

☆4/5くらい。

 


 

内容としては、

「片思いをしている人が自分に夢中になってくれる」

という夢のような話なのですが、それにも限度はある。

主人公ベアを求めるあまり、彼女がどんどんおかしくなっていく様子には鳥肌がたちました。

特に逆再生のシーンときたら!

 

 

そして何よりその原因が、

「すべて主人公にある」ということ。

そして、

「軽い気持ちの願い事が取り返しのつかない呪い」

であったということがとても恐ろしい。

 

この映画は結局なところ胸糞な映画であると思うのです。

だって彼女には何の非もない。

友人たちはとんでもないことに巻き込まれるし。

主人公も「こんなことになるとは思わなかった」ハズ。

 

ほんの軽い気持ちでまじないをした主人公とその友人が、とんでもない罪を背負わされる。

この理不尽さが何よりも怖かったですね。

 

決定的だったのが中盤のカスタマーセンターへ電話をかけるシーン。

あの叫び声には本当にゾッとしました。

本当の人格は囚われているというのが…。

 


 

もちろん、主人公には1番の批判が向くのでしょうね。

でも、個人的に主人公はあまり嫌いになれなかった。

自分の気持ちを伝えられない挙句にまじないで彼女の気持ちを操ろうとするというのは、

そもそも論でサイテーな男なのかもしれない。

 

でもそんなどこにでもいる男って感じが良かったし、

その後のことについてはもう流れに任せるしかなかった気もします。

だからこそ上記の怖さが増大したというか。

 


 

意外だったのは、

「ニッキーと主人公の間には親密な関係があった」という点。

 

映画を見る前は、

 

ほとんど話したこともない高嶺の花に告白

あっけなくフラれる

ダメもとで願い事を祈る

 

というストーリーで、

二人の間には特になにもないと思っていたのです。

 

しかし、実際彼らは職場の友人で親友だったわけですね。

さらにハッキリとした彼女の心理描写はなかったけれど、

思わせぶり満載な車のシーンからするに「実は2人は両思いだった」説もあったかもしれない。

あの言動は勘違いしても仕方がない…。

 

だとしたら何と悲しい話なのでしょうか

( 一一)アチャー

あのときに「好きだよ」といっていたら、

どんな話になっていたのかと思うと…。

 


 

そして秀逸な演出の数々も素晴らしかった。

本作はお化けが出る話ではないので、

急にバケモノが画面に登場するという訳ではありません。

そういった瞬間的な怖さというより、"ジワジワと不穏な恐怖演出からくる怖さ"が特徴的です。

 

それは、そこに彼女がいるという怖さ。

 

 

ちょっとでも画面から消えると次の瞬間にはどこにいるか分かりません。

遠くにいるのか、すぐそこにいるのか。

さらに彼女の表情は暗闇でよく見えないことも多いのです。

何をしていて、何を考えているのかも分からない。

 

こんな人と24時間も一緒にいるなんて気が狂いそうです。

そんな「ただそこにいるだけで怖い」という点がとても強烈でした。

 


 

そういえば、

「ジャンプスケアは少ない」と聞いていましたが、個人的には充分多かった気がします。

映像で脅かすというより、音で驚かすような感じです。

 

中でも場面切り替えの際に爆音になることが多くて、

その度に飛び上がってしまいました。勘弁して…

 

こういうのって前触れがないからタチが悪い。

 

あとサウンドトラックもよかったです。

ロゴシーンから映画の世界に引き込まれました。

 

 

 

重すぎる愛というか、これはもはや呪い。

ニッキーの中にいたものは一体何だったのか。

相手に依存するが故に人を傷つけても構わない。

愛と狂気は紙一重なのかもしれない。