❤必要としている所に、
必要なケアを届けたい強い気持ちへ
新たな決意
悲しい知らせが届きました・・・
フットケアをネットで検索して下さった事からご縁があり、ドリームエッセンスにご依頼を頂いたご家族からのお知らせでした・・・
次回から定期訪問の予約をされていましたが・・・
予約が来る前に、病状が急変してお亡くなりになったとのお知らせでした・・・
その時にお聞かせ頂いた言葉が、とても心に残り涙が流れてしまいました。
姉は、フットケアを受けた時のマッサージを、もう一度受けたいと入院中病床で何度か話していましたと・・・
家族としては、入院してるのでどうしたらよいか、入院しているから病院に申し訳ないのではと悩まれていた事を話して下さいました。
病状もよくわからず、まさかこんなに早く亡くなるとは思わなかったと・・・
御辛いお気持ちの中お電話下さいました・・・
病の床で、フットケアのマッサージを思い浮かべて下さったことを、もう一度受けていと言って下さったお言葉は、とても有り難く心に響きました。
お電話でお話しを伺いながらお姉さまを思い出し思わず涙が流れました・・・
その言葉を私は一生忘れません。
一人でもおおくの方に、このように思って頂けるようなケアを必ず続けますと心に再度決意しました。
有り難い言葉です。
出来れば、もう一度お逢いしたかったです。
そして、思いをかなえてあげたかったです。
実は、この患者さまにはとても気がかりな症状があり、長年医療現場にいると色々なことが考えられます。
ご家族には、フットケアはどのくらいの間隔で受けたら良いのでしょうか?
と問われ、大体1ヵ月に1度のペースで予約を頂いておりますが・・・
(でもこの状態では、1ヵ月に1度は難しい・・・
フットケアよりも必要なケアがあるのではないかと・・・葛藤する私の心の声・・・)
ご家族は、そのくらいで良いんですか?
では、1ヵ月後に予約お願い致します。
(もしかしたら、もうお逢い出来ないかも知れない・・・私の心の葛藤の声・・・
でもそんなこと言えない・・・)
その後も、以前往診や在宅訪問をしていたせいか、患者さまのご様子が心配で気になり仕方がありませんでした。
往診や訪問看護であれば、お電話にてご様子を覗うのは日常の事ですが、今は医療現場の人間でない一セラピストとしては押し売りになってしまうのではないかと悩み電話出来ないでおりました。
今、ご家族の大切なお姉さまに必要なケアは何か・・・
頭の中に色々廻りました・・・
少しでも呼吸苦を軽減して、辛さを緩和してあげること・・・
それを出来るケアは・・・
やはり、医療と民間のセラピストの連携が必要ではないのか・・・
ドクターの指示の元の緩和ケアにつながるリンパドレナ―ジュ、呼吸と去痰のタッピングなど必要な所に必要なケアの提供が出来るといいのに・・・
私達が訪問した時の状態は、
肺がんの末期と診断され・・・
ベット上での全介助が必要な状態
わずかな体動でも、末梢にはチアノーゼが観られ・・・
呼吸もかなり御辛そうなご様子でした。
まだ在宅酸素も吸引器も導入されておらず、常に咳と痰が多く会話すら辛そうでした。
が、そんなそぶりは一切周りには見せず言葉にも出さずに、ご自分が受けているフットマッサージを気持ちいいからあなた達も受けなさいと、妹さまと姪の方へと気遣いされるお優し方でした。
ご依頼は、患者さまの妹さまからでした。
病気のお姉さまの足をとても気にされて、家族ではなかなか爪が切れないので巻き爪矯正が出来ればしてあげたいとのご希望で訪問させて頂きました。
実際にお伺いしました所、爪が軽度厚くなってはいるものの爪自体の巻きはあまりなく、爪の溝のケアだけでも改善される状態のため巻き爪矯正は必要ないこととケアの内容の説明をさせていただき、足浴、爪切り、ウォータスプレーによる整形、フットリンパドレナ―ジュの施術をさせて頂きました。
訪問フットケアの依頼を頂くご家族は、皆さん家族への強い愛情と想いを持たれており、またケアさせていただくクライアントさまも家族に対して深い愛情を持てれていらっしゃる方が多く、在宅訪問の時は深い家族愛を感じる場面が多々あります。
ご家族の会話の中、関わり方、介護の姿勢、このご様子は、私をいつも初心に戻して下さる瞬間です。
施術させて頂いている私達まで、心が満たされる愛を感じる時間と変わります。
施術の帰宅時は、心が穏やかになり人とのつながり関わりの大切さを感じます。
それぞれの想いをしっかり受け止めて、これからも心のあるフットケアをしていきたいと思わせて頂きました。
Kさま
心よりご冥福をお祈り致します。
もう一度受けたいと言って頂けるケアを出来るように頑張ります。
ありがとうございます。