第3回 貯血祭
この日は、肺活量検査があるということで、前日よ
り禁煙命令が出ていました。でも、普段は吸ってい
る、と伝えると、係の先生、渋い顔。そりゃそうだ。
ところが、肺活量検査をしみると、とっても高い数
値。体育大学の男子スポーツ選手並みあるそうで
す。35年間、スポーツとは無縁の生活を送ってきた
のに、どういうことなんでしょうね? 実は私、エラ
で呼吸してんのかしら?
先生を感動させる肺活量検査の後、貯血。三度目
となると、手順も慣れたものです。
しかし、いつも血液を採っていた左手でいつも通り
採血しようとしたのですが、どうも針が入らない様
子。針を刺したままモゾモゾしているので、痛い。
見かねて先生、針を抜き、結局、右手で採血する
ことになりました。
すると、左手の失敗が怖かったせいか、貧血によう
に冷汗ダラダラ、目の前がチカチカ。リクライニン
グシートを倒してもらって、横になったらすぐ引き
ましたが、ああ、怖かった!
採血の針を刺した担当医師が、試合中に痛みを感
じないプロレスラーの神経状態をたとえに、私の症
状について説明してくれていたようでしたが、いつも
濡れているプロレスラーの体のあれは、汗? 油?
などと考えてしまって、上の空でした。ごめん、先生。

