「臼蓋形成不全」って、ナニ?
「臼蓋形成不全」は、女性に多い症状
股関節は、足側のボール状の関節面「大腿骨頭
(だいたいこつとう)」と、それを覆うように包んでい
る骨盤側の「臼蓋(きゅうがい)」という関節面とが
合わさってつくられているもの。その臼蓋の形が、
通常よりもカーブが浅かったり、変形していたりと、
形が不完全だ、ということで「臼蓋形成不全(きゅ
うがいけいせいふぜん)」というわけです。
先天的に股関節脱臼だった人は「臼蓋形成不全」
であることが多く(臼蓋形成不全だから、先天性の
股関節脱臼になる、という見方もあるので「ニワトリ
とタマゴどっちが先が理論」と同じみたい)、日本で
臼蓋形成不全になる人の70%が、女性だといわれ
ているそうです。
痛みが出始めるのも、30代以降が多いのだそう。
痛みは大腿骨頭と臼蓋の間にある軟骨がすり減る
ことで起きるもの。出産などで体重が増加したり、仕
事に力を注いだりすることで、股関節に負担をかけ
てしまったことから起きやすいようです。
また、臼蓋形成不全は、日本人の300人に1人に見
られる症状といわれていますが、実際にはもっと多い
のではないかと、私は思っています。なにせ私が今回
「臼蓋形成不全で手術をする」と人に告げたところ、
「実は私の友人も」「私の妹も」「私自身も」と、5人くら
いから「仲間発言」がありましたから。
画像はhttp://kokansetsu.jp/
より
痛みをガマンしてないで、専門医に相談を!
女性は毎月の生理などで痛みに慣れているはず。な
ので、股関節に少々痛みがあっても「疲れているか
らかな」「運動不足かな」と放っている人もけっこういる
んじゃないかと思います。私も最初そうでしたから。
でも、あまり体をないがしろにして痛みをガマンして放
っておくと、気づいた時には「人工股関節手術」という、
体にリスクの高い手術を、しなくてはいけないことにも
なりかねません。
私は人工股関節手術ではなく、カーブの浅い臼蓋の
骨を切ってズラして修正する手術で、関節がそれほ
ど傷んでいない状況の場合に行われる手術法です。
体重を減らすだけでも、股関節への負担が軽くなり、
手術をしなくてもいいケースもたくさんあります。
ですが、それも正しい診断を受けてから! 「時々、
股関節が痛いんだよね」という方は、ぜひ一度、専
門医の診断を受けてください。「股関節専門外来」
を設ける総合病院はけっこうありますので、ネット
検索して、地元の病院を探してみてください。
ちなみに、すでに股関節に痛みがある方は、体重を
減らすことが大事ですが、ウォーキングやジョギン
グなどは股関節への負担が大きく、逆効果なので、
ご注意を! 水泳やプールの中で歩くことがオスス
メですよ。
20年のブランクを経て、アラサーで痛み勃発!
私の場合、生後1歳あたりで、右足の股関節脱臼が
見つかり、1年ほどギブスをしていたそうです(そ
の頃の記憶はありません)。そこから14歳まで、年
に1度は診察を受けていました。
当時は症状に関する名称は知らなかったのですが、
「臼蓋(きゅうがい)」のカーブが浅く、通常よりも発
達の遅れがあると言われていました。それが、14
歳あたりで、だいぶ発達して問題はなくなってきた
ので、診察も卒業!ということに主治医が決めたの
か、家族で決めたのか、そうなっていました。
そして、そのまま30代に。30代になると、20代の時
は軽いダイエットですぐ体重を落とせたものが、そ
うもいかなくなり、食べたものがダイレクトに脂肪
として付き始めたことを実感。早い話、太りました。
でも、さほど問題ではない程度の肉付きかな、と自
分の肉付きを黙認していたのですが、股関節にとっ
ては良くないことだと、後に知りました。
33歳あたりだったと思います。長く歩くと股関節が
痛むようになったんです。最初は運動不足かな?と
思っていたのですが、2008年、34歳の夏、あまりに
痛みが消えないので、病院へ行ったところ「臼蓋形
成不全で亜脱臼ぎみなので、手術が必要」と診断。
14歳の頃から私の股関節は発達することはなかっ
たんだな、と思い知りました。まぁ、股関節だけでな
く、心も成長してないですけどね(笑)。
最初は自分の症状がよくわからなかったので、地元
の入院施設もある中規模の病院で「外科」へ。後に、
同じ病院に足の専門医がくるということで、そこの
「整形外科」へ。そしてサードオピニオンで、大規模
な総合病院「整形外科・スポーツ診察科」の「股関節
外科」で診察を受け、手術をすることを決断しました。
