我が家の愛犬・その、
トイプードルのシュウ(三歳、♂)
を紹介します。
シュウは、ペットショップの、売れ残り犬でした
日本では、なぜか、犬・猫は小さいほどもてはやされる傾向にあって、小型化に改良されたり、まだ離乳間もないうちに、母親と引き離されて店頭に並びます。
だから、無理な掛け合わせで体の弱い子が産まれたり、免疫力がきちんとついてないのに、外界に出され、早く命を落とす危険性もあります。
シュウは、トイプードルでは、あまり人気のない、「シルバー」色。
そして生まれつき、やや大きめサイズ。
顔も、決して可愛いとは言えない…
そして、仔犬の「売り時」である、生後2ヶ月半あたりを過ぎ…
3ヶ月、
4ヶ月、
5ヶ月…
ますます大きくなって、買い手が現れませんでした。
私は、近所のペットショップでシュウに会ったのですが、
ガラスケースに閉じ込められた他の小さな犬と違い、ケージの中で自由に遊び、人や犬とも触れあっているため、社会性があり、すごく人懐っこく、明るい性格のシュウに惹かれました。
ただ、うちにはもうすでにロビンがいたし、
「いい飼い主が現れるといいね」と思うだけでした。
二回目に、店に行くと、あれ、この子まだいるわ…
しばらく遊んであげて、帰る。
…でも何だか、気になって仕方ない存在になっていました。
そして、三回目。
もし、今日、店に行って、まだいたら…
どうしよう。
そう思ってペットショップへ。
あっ!!
いた!
尻尾をブンブン振って、こっちを見てる!!
「ねぇねぇ、遊んでよ」
…そうか。
ブサイクだから、
大きくなりすぎたから、
売れ残ってたわけじゃない。
今まで、待ってたんだね。
「この子、うちに連れて帰ります!!」
私は店員さんに言っていました。
よく、夜の繁華街のペットショップで、酔った勢いなどで、動物を衝動買いする光景を見かけますが、本当に責任を持って、最後まで面倒見られるのだろうか。
いやいや、
これは「衝動買い」ではない。
「運命の出会い」だ。
他に、飼われる可能性もあったのに、この子は、三回目まで、そこで私を待っていたんだから。
その明るい性格と、人懐っこさから、お店のスタッフや、他の何人かのお客さんも、シュウの行く末を気にしていたらしく、
「飼い主さんが決まって良かったね~」と、
皆さんが喜んでくださいました。
シュウが来て、先住犬ロビンは、しばらくイヤな顔をしていたけど、
今は家族
二匹とも、「セラピードッグ」として、高齢者施設を訪問するボランティア活動をしています。
セラピードッグについては、また後日、ご紹介しますね