金ちゃんとの出会い 〜まぶたの裏に現れた金色の存在〜
あれは2023年の2月頃のことだった。
いつものように家の神棚に手を合わせて、そっと目をつぶった時のこと。まぶたの裏の暗闇の中に、金色に輝く不思議な存在が見えた。
蛇のような、鳥のような……。
その存在は正面を向いて、まっすぐ私の方に顔を向けていた。ただ、その目はとても細くて、開いているのか閉じているのか分からないほど。周りが真っ暗な中で、その姿はメタリックな金色で、ギラリと光っていた。
不思議なことに、それは一日だけでは終わらなかった。神棚で目をつぶるたびに、何日も何日も現れるのだ。
私はそれが何なのか分からないまま、でもあまりに続くので、主人や子どもたちに「目ぇつぶったらな、なんか金色の、蛇みたいな鳥みたいな、ツルッとしてギラッとした不思議な生き物が見えるんやけど、何やろ?あれ」なんて話していた。
そんな日々が1週間ほど続いて、いつの間にかその姿は見えなくなった。
それからしばらく経ったある日。何気なくYouTubeを見ていたら、たまたま龍のお話をしている方がいたのだ。
その瞬間、雷に打たれたような衝撃が走った。
「龍や!!あの金色の子、龍やったんや!!」
直感と同時に、確信していた。
その時の嬉しさといったら、言葉では言い表せないほどだった。
だって、それまでの私は、ごくごく普通の人生を歩んできたのだ。それなのに、突然、見えない世界の扉がガチャリと開いた。そんな感覚だった。
ワクワクして、ドキドキして、胸がいっぱいで。本当に、本当に嬉しかった。
そして、もともと私は辰年生まれということもあって、小さい頃から龍が好きだった。だから余計に、嬉しさもひとしおだった。
私に見えていたあの龍は、龍神様というような威厳のある姿ではなかった。主人や子どもたちには蛇みたいな鳥みたいな、と説明していたけれど、一番近いのはナマズかもしれない。金色に光るトサカのついた、つるっとしたナマズ。まっすぐこちらを向いたその顔は、龍神様というより龍の赤ちゃんみたいで、厳格な感じなんてまるでなかった。
そして、そのYouTuberさんが「名前をつけたらいいよ」と言っていたので、私は親しみを込めて「金ちゃん」と名付けた。
そう、あの人懐っこそうな顔には、「金ちゃん」という名前がぴったりだった。
これが、私と金ちゃんとの運命的な出会いだ。
次回からは、ここから始まる私の不思議体験記を、少しずつ綴っていきたいと思う。
