ブログ引っ越し後
はじめての投稿となります
![おねがい](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/005.png)
はじめに
LANGUAGE ARTS TOKYOを起業したのは
2023年の9月末。
40歳の節目を迎える前に、志を形にしたいという思いから決断しました。
ロゴは、LANGUAGE、ARTS、TOKYO
それぞれの頭文字であるL・A・Tを組み合わせてデザインし扉に見立て「ことばで扉をひらく」と添えました。
ロゴに込めた思いがあります。
それは「ひとりひとりの能力の扉を、ことばの力でひらいて欲しい」ということです。
コロナ禍前の2019年から日テレ学院アナウンススクールの講師を務め今年で5年目。
200人程のアナウンサー志望の学生の指導に携わってきましたが「勿体無い」という思いが膨らんで止みません。
皆それぞれが豊かな感性を持ち、話を聞けば聞くほど魅力的なパーソナリティ。
唯一無二の魅力があるのにそんな自分自身を満足に表現できない。
なぜか?
「言葉」と「声」を相手に「伝える」ためのツールとして使いきれていないのです。
その人の魅力が正しく伝わらないことは当人にとっては勿論損ですが、採用する側である企業や、受験であれば学校側にとっても損ではないでしょうか。
テレビ局のアナウンサー試験ではもちろんのこと、企業の就職試験の面接でも自己PRを求められることが多々あります。
大学の総合型選抜(AO入試)や中学受験、高校受験の面接においても「頑張ってきたこと」「学校で学びたいこと」「将来の夢」など自分の考えを「言葉」と「声」で伝えることがますます求められていく時代になるでしょう。
この学校で学びたいという夢
アナウンサーになりたいという夢
この企業に入りたいという夢
企画を通したいという夢
優勝したいという夢
私は、好きなことや夢を見つけた人を心から応援したいと思っています。
まだ人生半ばですので確信を持って言えるわけではありませんが、好きなことや夢を見つけることは人生において非常に尊く真に豊かなことだと思うからです。
見つけられない人も多くいる中で、せっかく見つけられた好きなことを後悔なくやり遂げてもらうために「言葉」と「声」を武器にして欲しい。
そのために、私が身につけてきたアナウンス技術がお役に立てるのであれば、これほど嬉しいことはありません。
ニュースでご存知の方もいらっしゃると思いますが、先日、アメリカン・シネマテーク・アワードの授賞式で生涯功労賞を授与された俳優のヘレン・ミレンが、片手に原稿を持ちながらスピーチをした直後その原稿を破り捨てました。
どうやらその原稿はAI生成によるものだったとのこと。ハリウッド業界の多くの役割がAIにとって変わられるのではという懸念が広がっており、AIへの抗議を表現したパフォーマンスだったのです。
彼女が読み上げた原稿の内容は、確かに綺麗にそつなくまとめられていましたが、ヘレン・ミレンでなくても話せるような抽象的な内容で特に印象に残る部分はありませんでした。
人の体と感性を通して紡がれ発された言葉と
意味を持つただの“音”にすぎない言葉とは、
決定的に違う。
ヘレン・ミレンのパフォーマンスを通して、そんなメッセージを再確認しました。それと同時に、むしろAIによる音声が浸透すればするほど人にしか生み出せないものの力が今後より際立っていくのではないかとも感じました。
なぜ面接をするのか。
なぜプレゼンをするのか。
考えたことはありますか?
「言葉」と「声」は可能性に満ちた人にしか操れない素晴らしい武器です。
”ひとりひとりの能力の扉をひらく”ために「言葉」と「声」の力を一緒に育みましょう!