アメリカがコロナ非常事態宣言を5月11日に終了 新規感染者数は大幅に減少 ワクチンなど自己負担可能性も

バイデン米大統領は30日、新型コロナウイルス感染拡大に対処するための国家非常事態宣言を5月11日に終了すると連邦議会に通知した。宣言は2020年3月にトランプ前大統領が出し、バイデン政権でも延長を繰り返していた。

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 米疾病対策センター(CDC)などによると、米国の累計感染者数は1億人超。累計の死者数も約110万人を数える。現在はオミクロン株派生型「XBB.1.5」が拡大しているが、昨冬と比べ新規感染者数は大幅に下回っている。

 米国では現在、ワクチン接種や検査キットの配布を無料で実施しているが、宣言の終了後は自己負担が発生する可能性がある。米紙ニューヨーク・タイムズは当局者の話として、宣言の終了は病院や保健機関などに大きな影響を与えることが予想されるため、宣言終了までの数カ月を準備期間とする考えだと報じた。アメリカがコロナ非常事態宣言を5月11日に終了 新規感染者数は大幅に減少 ワクチンなど自己負担可能性も:東京新聞 TOKYO Web (tokyo-np.co.jp)