今、ファンド・マネージャの大竹慎一の本を読んでいます。

そこで、面白かったのは、大竹理論は3本の足で成り立つ。

・宇野弘蔵理論

・マネタリズム

・マックス・ウエーバー


特に、宇野の「恐慌論」は現代の金融恐慌解明のためにも必読文献であると言い切っている。

佐藤さんも、この間、恐慌論を勉強会でされたので、佐藤さんと大竹さんの対談なんていうのも面白いんじゃないかと思う。


大竹さんは、帝国主義を「国家権力及びそれを支える資本家達が国内で余った資本を、海外植民地に投資し、国内及び海外の被支配者階級、労働者から搾取し、再生産した」

つまり、帝国主義を発展させるためには、資本と労働力が不可欠であり、それも出来るだけ安い資本と安い労働力でなければならないとしている。


グローバリゼーションを支えた新しいタイプの帝国主義、新アングロサクソン帝国主義は、本国アメリカ・イギリスにも資本が無く、本国には、安い労働力も無かったが、2000年に入って、安い資本と安い労働力を獲得し、うまく結びつけ、本国に富を回収する金融技術をアングロサクソン系の銀行がリードして行った。

その安い資本とは、超低金利で提供し続けた円(その後円をドルなどに転換)であり、労働力は中国、インドなどの労働力であったとする。

しかし、サブプライムを発端とする信用リスクが高まったために、総売りをかけ、円借りを清算するために、円を買い戻している。 つまり、新アングロサクソン帝国主義も、これで終焉としている。


久しぶりに、金融関係の本で面白かった。


えっつい拝