■6月26日 自治調査研究会
講師:佐藤優
苅部嘉仁さん主催の政治・経済・安全保障などの政策研究をしている自治調査研究会。
この研究会は1963年、参議院議員、故・熊谷太三郎氏が創設。毎月、国内外の著名な講師による勉強会を開催。
佐藤さんが珍しく遅刻。
予定時刻を30分過ぎた18:30からの開始。
「裏側から見た世界とその行方」という裏側は、どちらかというと「思想」「見えないもの」から見たという感じのトーン、外人の論理とは、という内容であった。
外交交渉というのは、気に食わなくても外人の理屈でしなければならない。
外人が我々を舐めてかかるようになったのは18世紀位から。
それまでは、アジアにあこがれていた。
”マルコ・ポーロ”の「東方見聞録」。ジパングという国というのがあって、是非来たいと思っていた。
有名で、ほとんど読まれていない本の一つ。この本は、ものすごく読みにくいからです。
近代的散文法が成立する以前で、普通は韻文で、詩みたいになっている。
しかし、マルコ・ポーロは商人で、学問、修辞学の訓練を受けた文を書けなかった。
文章が断片的であった。マルコ・ポーロは法螺吹きマルコといわれているような人で、檻の中にいた時に 一緒にいた人が書いて一儲けしようとした。
ジパング島に異教徒が住んでいる。それは、とんでもない野蛮人であると。金の屋根があり、金がざっくりと採れると書いてある。マルコは商人で金が欲しいわけで、当然日本に渡らないといけない。しかし、何故日本に渡らなかったか。それは怖かったからだ。どうしてかというと、日本というのは、誘拐と拉致ビジネスをする習慣のある国である。部族間で、誘拐や拉致をして、相手から身代金を要求する。払えないと人を煮て食ってしまう。この野蛮人は、人の肉が何よりも美味しいと思っており、とんでもない人食い人種だと思っていた。
「東方見聞録」に関して、日本では、その前段の黄金の国は知らせているが、後段の人食い人種と思われているという事は隠している。意図的に隠している訳ではなく、そういう不愉快な話は、なんとなく訳したくないものなのです。
こういうふうにすることによって、国際社会の中で、日本に対するイメージについてGAPができてくる。
あるいは、戦前の日本の論段界に影響を持った人で蓑田 胸喜、右翼理論家がいます。
日独伊三国同盟に批判的だった。 アドルフ・ヒトラーの「わが闘争」は3種類位翻訳がでていた。
ところが完全な訳はひとつもない。
ヒトラーは日本人の事を劣等人種と思っていた。
ヒトラーは、世界には、
・文化を創造する民族
・文化を破壊する民族
・文化を維持する民族
があり、日本人は文化維持民族である。だから、日本は最近、経済的に伸びて、国際社会で影響を及ぼしても、アングロサクソン民族の模倣にすぎない。 アングロサクソン民族が関係を絶ってしまえば、日本はまた、永遠の東洋のまどろみの中に入ると言っている。
戦前、右翼国家主義陣営は外国語が知らない傾向にあるが、右翼の方面でかっちり、語学ができたのは、大川周明、蓑田胸喜だけである。 蓑田は、わが闘争を端から定規を当てながら読み、翻訳されていないところを発見した。それがその部分である。戦前でも”原理日本”で何処が訳されていないか正確なデータが出ている。
日独伊三国同盟を官僚はドイツの力の文明を評価した。しかし、本来、ナチズムがどういう考えを持っているのか、東亜の開放を望む我々が、黄色人種蔑視している国家と手を結べるわけが無い。
(略)
政党とはどう扱うのか、国家とはどう扱うのかというのは、ケトウのゲームのルールであり、これは論理学と数学である。
何故論理学が発達したのか。
ここで、神と人とのキリスト教徒の思想、神との論戦を通じての論理学の発達を説明。
特にここで、仏教と神道の類似、そしてキリスト教との類似。日本での特殊性を説明した。
ところで、24日に「竹島問題」で松江市に訪問。その際の会合の話、翌日、隠岐島に鈴木氏と渡りその時の話などが出た。今後竹島問題について積極的に言論を展開すると思われる。
えっつい拝
2008.05.26__________________________________________________________\
シゲさんからの情報です。
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自治調査研究会からのお知らせ
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佐藤優氏を招いて勉強会です
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とき 6月26日(木曜) 午後六時
ところ 横浜「かながわ県民サポートセンター」 304会議室
講師 佐藤優(起訴休職外務事務官。作家)
演題 「裏側から見た世界とその行方」
会費 おひとり 2000円
問い合わせ (045)263-0055
