少し偏食気味の次男。

主に舌触りや歯ごたえで好き嫌いが左右されるようですが、イメージに影響を受けている疑惑あり

前に娘がピーナッツバターマフィンを作ったときも、最初はぱくぱく食べていたのに、長男がうっかり『ピーナッツバター』と口に出してしまったら食べなくなりました

それを次男に指摘してみても、絶対に違う！と怒り出してしまいます

なのであえて食材を明かさずに、さりげなく提供することもしばしばあります。

偏見のない視点で、ちょっとでも試してみて欲しいので

娘がパウンドケーキの新しいレシピを思いついたとかで、次男が放課後等デイサービスに行っている間に、大急ぎでケーキ生地を作っていました。

なぜ大急ぎだったのかと言うと、キャラメル味のパウンドケーキを思いついたから

……でも次男、キャラメル嫌いなんです

キャラメルパウンドケーキだと言うと、絶対食べないのは目に見えているので、

「オリジナルレシピだから、まずは試してみて！」

と、フォークとミルクを添えて出してみました。

緊張と期待が入り混じった気持ちで見守っていたら、ちょっと食べてみた次男、

「あ、これ、おいしい」

と、かぶりつき始めました。

やったー！

娘とこっそり目配せをして喜んでいたら、次男が一言。

「このソースみたいのって、何ソース？」

突然の質問に、咄嗟にごまかす言葉が出てこなくて、プチパニックになる娘

そこで私が、

「……バタースコッチに似たソースっていうか……『娘のスコッチケーキ』っていうネーミングはどう？」

ちょっと苦し紛れの提案をしてみました

キャラメルは白砂糖ベースで、バタースコッチはブラウンシュガーとバターがベース。

パウンドケーキ自体にはバターも含まれているし、お砂糖を焦がして風味を加えたソース……という部分は、まあ、バタースコッチ擬きと言える……かな

次男はバタースコッチなるものを食べたことが無く、正体が分からないので、ふーん……と、納得していました

お菓子作りをする娘は、キャラメルとバタースコッチの類似性に気づいて私の言わんとすることを理解したので、そのまま話を合わせて

『○○(娘の名前)のスコッチケーキ』

というタイトルをつけて、レシピ帳に記入

おいしい！と思える幅が少しずつ広がってくれたみたいで、食材を秘密にしておく作戦、成功です

キャラメルは嫌だけど、バタースコッチならおいしい！