学校が苦手な理由って、本当に人それぞれだなと、改めて感じています。
次男の場合、そのひとつが『教室のガヤガヤした雰囲気』です。
一見すると、にぎやかで楽しそうに見える教室の空気。
でも、次男にとっては、そのにぎやかさがとても辛いものになってしまうことがあります

小さいグループの中で、ある程度まとまりのある会話や笑い声なら大丈夫なのだそうです。
誰が何を話しているのかがなんとなく分かる状況なら、安心してその場にいられるのですが、教室全体に広がるような、あちこちからバラバラに聞こえてくる声……誰の声かも分からない、まとまりのない音のかたまりが四方八方から降ってくるようなあの感覚は、次男にとってはかなりのストレスになります

少し聴覚過敏気味なところもあるので、それも影響しているんでしょうね
特に苦手なのが、大きな声で叫んだり、テンション高くはしゃいでいる子の声
同じ空間にそういう声が響いているだけで、気持ちが一気にざわついてしまい、どうにも落ち着かなくなるのだとか。
「我慢してその場にい続けていると、涙が出てきちゃうんだよね」
そう話してくれたとき、正直、想像していた以上のしんどさなんだなと感じました。
悲しいとか、悔しいとか、そういう感情の涙ではなくて、もう生理的にあふれてきてしまう涙。
それだけ、体全体で辛いと感じている証拠なんですよね
そんな話をしていたとき、横で聞いていた娘がすかさず一言。
「分かる! 中学生男子あるあるって感じ! わけわかんないこと言ってギャハハって大笑いしたり、すごいウザイよね!」
あまりにも即答で、しかも妙に具体的な共感に、思わず笑ってしまいました
たしかに、そういう場面、あるよね……と。
でもその言葉に、当の本人である中学3年生の次男は、ちょっとだけ複雑そうな表情。
「いや、まあ……そうなんだけどさ
」
自分も『中学生男子』の一員ではある。
でも、そのノリについていけない自分もいる。
その微妙な立ち位置が、少しだけ引っかかったのかもしれません
同じ『中学生男子』でも、感じ方や過ごし方は本当にさまざま。
みんなが平気そうにしている環境が、ある子にとっては強いストレスになることもありますよね。
そしてそれは、『気にし過ぎ』とか『慣れれば大丈夫』と簡単に片付けられるものではなかったりします。
こうして本人の言葉で聞いてみて初めて見えてくる、しんどさの正体。
親としてできることは限られているけれど、少なくともその感覚を否定せずに、
「そう感じるんだね」
と受け止めることは、大事にしていきたいなと思っています。
その子にとって過ごしやすい環境や距離感を見つけていくことも、立派な一歩ですからね
『みんなと同じようにできることだけが、正解じゃない』
『自分にあったペースと距離感を見つけることも、大切』
ということも、しっかり伝わるように、心がけているつもりです