『ONEPIECE』77巻 感想(ネタバレあり) | 福岡の中心より愛を叫ぶ!~DQMSLに愛を込めて~

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読者の皆さ〜ん・・・愛してま〜〜す!!

皆さん、こんばんは!ニコニコ



先日発売された、


『ONEPIECE』最新巻、


77巻を読み終わりました!チョキ






長い長いドレスローザ編は、


まだまだまだまだ続きそうですが(笑)、


それでもようやく終わりが見えてきた感じですかね。




今回の77巻は、


前半部分はローとコラさんの過去がメインでした。




天竜人の兄弟として生まれながら、


その”特権”を父が捨てたが為に、


市民から迫害を受け続け、


憎しみと狂気で暴走する兄・ドフラミンゴを、


何とか止めようとしていた弟・コラさんことロシナンテ。


海軍のスパイとしてドンキホーテファミリーに潜入していた事で、


自らの立場が危うくなる事も厭わず、


ローの病気を治す事に東奔西走したコラさんの優しさ、


痛いほど伝わってきましたよね・・・(´Д⊂


性格が歪んでしまう程の、


過酷な体験をした少年・ローにとって、


コラさんとの出会いは地獄に仏という思いだったかもしれません。


しかし、


そんな”恩人”であるコラさんを、


ドフラミンゴによって銃殺されてしまったロー。


両親・妹に続いて恩人をもなくしてしまい、


その後をどんな想いで生き延びていったのかと思うと、


かなり切なくなります。


”D”の意志、


”神の天敵”


意味するところが気になりますねー!





そして、


今回の77巻は麦わらの一味よりも、


脇役たちの活躍が目立ちました!(^-^)




八宝水軍のサイとベビー5のくだりも好きでしたし、


バルトロメオとキャベンディッシュのちぐはぐコンビも笑いましたが、


個人的には、


ベラミーのセリフが切なくて印象に残りました・・・(´Д⊂





「わかってんだ!!


 憧れる男を間違えた事も・・・!!


 己のみじめさも!!


 ・・・・だが


 てめェの望んだ返事を貰えなかったからと


 勝手に憧れた男に手のひらを返す様な


 みっともねェマネはしたくねェ!!


 マヌケにゃマヌケなりの


 貫くべき”筋”ってもんがあんだよ!!」




このセリフ、なんか泣けました・・・(´Д⊂




憧れていたドフラミンゴにいいように利用され、


用なしとばかりに粛清されそうになったベラミー。


端からドフラミンゴに信用されていなかった、


己のみじめさを痛感し、


それでもドフラミンゴを裏切る事を良しとせず、


あまつさえ、


今や「友達だ」と呼んでくれるルフィに対して、


負けると分かっていながら最後の勝負を挑む・・・


その悲痛な覚悟に切なくなりましたよ・・・(´Д⊂


かつて、


ジャヤでルフィと相対した初登場シーンでは、


極悪非道のチンピラ海賊というイメージでしたが、


このドレスローザ編では、


すっかり別人のようになりましたよね。


ONEPIECEって、


こういう一見脇役キャラでも、


それぞれに背負ってきたものや隠されたエピソードがあったりして、


それによって非常に魅力的なキャラになるケースが多いので、


読んでいるファンも、


いろんなキャラに思い入れを抱くことが出来るのも魅力の一つかなと。






そんなこんなで、


脇役の活躍が目立った77巻でしたが、


今回個人的に選ぶベストオブ名言は、


麦わらの一味の船大工、


”サイボーグ”フランキーに決定です(笑)クラッカー





「全ての技を受けきって!!


 そして勝つ!!!


 それが俺の「ストロングスタイル」だ!!!」




完全に新日本プロレスのレスラーのセリフですね(笑)( ´艸`)


フランキーはどうやら、


アントニオ猪木の遺伝子を受け継いだ、


闘魂伝承者の一人だったようです!www



ドレスローザ編では他にも、


アブドーラ&ジェット とか、


ケリー・ファンク&ボビー・ファンク兄弟とか出てきましたし、


随所に尾田先生の”プロレス愛”が感じられて、


プロレスファンにとってはニヤリとさせられます(笑)にひひ



それにしても、


第775話「ルシアンに愛を込めて」


本誌連載でも泣きましたが、


改めて読んでまた泣きました・・・(笑)しょぼん







ドンキホーテファミリー幹部、


セニョール・ピンク。


彼はハードボイルド?なスタイルを貫き、


発言もいちいち硬派なのですが、


ボンネットにおしゃぶりにオムツにヨダレかけ・・・という、


何故か赤ちゃんの格好をした、


一見変態紳士なキャラでした。


片や海パン一丁のフランキーとの対決は、


”変態ハードボイルド対決”とも呼ぶべき、


異次元(?)の闘いだったのですが、


そのセニョールが赤ん坊の格好をしていたのには、


何とも悲しい深い過去があった・・・というのが今回の話。




彼(セニョール)が、


海賊であるドンキホーテファミリーとして働いていた、


ある土砂降りの夜、


雨宿りをしていた彼の元に、


同じく雨宿りをしに現れたのが、


ルシアンという一人の女性。


彼はひと目で彼女に心を奪われるが、


彼女は海賊が死ぬ程嫌いと言うのだった。


そんな彼女に職業を聞かれた彼は、


つい「銀行員」だと嘘をついてしまう。


それはもちろん、


ルシアンを失いたくないが為の嘘だった。


その後二人は幸せな日々を送り、


無事に結婚、


そして「ギムレット」という一人息子を授かる。


だが、


彼が海賊として出かけ、


一週間家を空けて帰ってきてみると、


なんとギムレットは死んだという・・・


ちょうど家を空けた一週間前に高熱にうなされ、


病院へ連れて行ったが助からなかったとルシアンは言う。


そして、ルシアンは、


彼に息子の重病を伝えようと、


彼が勤めていると言っていた銀行に連絡したが、


そんな社員はいないと言われたらしい。


ルシアンは、


彼に嘘をつかれた事に気づいて激怒し、


「もうあなたには父親の資格もない!」


・・・と吐き捨て家を飛び出していってしまう。


その日も土砂降りの嵐の夜だった。


そんな妻を追えなかった彼が、


その後、目にしたのは、


植物人間状態になり、


感情のない無表情な姿で病院のベッドにいる妻の姿だった。


家を飛び出した嵐の夜、


土砂崩れの下敷きになったらしい。


感情を表に出す事はこの先恐らくないだろうし、


命自体もいつまでもつか・・・という医者。


そんな変わり果てた妻の姿を見て、


彼は激しく自分を責める。


「俺なんかに出会いさえしなければ君は・・・」と。


その後、


回復の見込みがないと知りつつも、


「返事が聞きたい」


「声が聞きたい」


「もう一度笑って欲しい・・・」


その一心で彼はルシアンを見舞い続ける。


そんなある日、


彼は息子ギムレットのボンネットをかぶり、


「似てないか?あいつはおれ似だったから・・・」


・・・と無表情の妻に問いかける。


すると、


感情を出せないはずのルシアンが微笑んだのだ。


それからというもの、


彼は周りからどんなに嘲笑されようとも、


変態だと罵られようとも、


亡き息子ギムレットのボンネット、おしゃぶり、おむつを着けて過ごすようになる。


それはもちろん、


妻・ルシアンの笑顔の為に・・・・


彼は言う。


「おれにとっては・・・


 どんな高価なスーツより値打ちがあるんだよ ルシアン


 この服を着ている間だけ


 キミが微笑んでくれるから・・・!!」





・・・・・


・・・・・


アカン・・・


セニョール、切なすぎるやろ・・・・゜・(ノД`)・゜・


そして、


変態対決だと油断させておいて、


こんな展開を用意しているなんて、


尾田先生、反則でしょ!?www


この話を、


最初コンビニで立ち読みした時、


自分は人目もはばからず?、


危うくコンビニで泣きそうになりましたよ(笑)あせる





ルシアンのその後がどうなったのか気になりますが、


フランキーとの闘いの最中、


セニョールが、


「今日は悪い空だが、


 このまま飛べればルシアンに会えるのに・・・」


・・・と言っているシーンがあるので、


恐らくルシアンも天国へ旅立ってしまったんでしょうね・・・(´Д⊂


フランキーに破れて、


意識を失いながらも、


亡き妻子を想い涙するセニョールを、


フランキーがそっと涙を拭ってやる場面も良かったです。




ベラミーのくだりでも前述しましたが、


こういう敵キャラでも、


感情移入させるには充分すぎるくらいの、


深いエピソードを交えてくるから、


『ONEPIECE』の世界は大好きなのであります♪ニコニコ





次巻では、


キュロスvsディアマンテ


ゾロvsピーカ


あたりの闘いにも決着が着いて、


いよいよ、


ルフィvsドフラミンゴの最終決戦に突入しそうですね!メラメラ






では、また~!(´∀`*)ノシ バイバイ


















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