皆さん、こんばんは!(^-^)
今夜のブラックジャック先生の名言・・・
「ここにいると
おまえも彼みたいになるぜ」
(「ポケットモンキー」より)
特にこのセリフ自体が名言という訳ではないのですが、
飼い主とポケットモンキーの絆にグッとくる、
個人的にはちょっと泣ける、
切ない話です・・・(´Д⊂
【「ポケットモンキー」あらすじ】
深い霧の夜道でB・Jはひとりの男をはねてしまう。男は死んでいた。
警察に届け出たB・Jは殺人容疑で逮捕された。
男は二度も轢かれた上に持ち金三百万を盗まれていたのだ。
身に覚えがない、と抗弁するB・Jだが警察は信じない。
真相を知っているのは、
死んだ男が可愛がっていたペットのポケットモンキーだけのようだ。
ある霧の濃い深夜、
ブラックジャック先生は運転中に、
道路にフラッと飛び出してきた1人の男をはねてしまう。
すぐに駆けつけてみるが、
男は既に死んでいた。
だが、
その時ブラックジャック先生は、
その近くの茂みで、何かが動くガサッという音を聞く。
その後、
警察で取り調べを受けるブラックジャック先生。
あくまでも過失を主張するブラックジャック先生だったが、
被害者の男がポケットに入れていた300万円がなくなっている事や、
被害者を解剖した結果、
車で二度ひかれた事が分かり、
これは現金を奪う為にわざとひいたんだ・・・と決めつけ、
ブラックジャック先生は殺人容疑で逮捕されてしまう。
しかし、
警察側にも現場の状況に腑に落ちない点があった。
それは、
被害者の男が飼っていたポケットモンキーが見当たらない事だった。
被害者の男は、
そのポケットモンキーをいつも上着のポケットに入れていて、
仕事の集金で回った先々でも、
たくさんの人が目撃しているらしい。
ところが、
事故の後、そのポケットモンキーが見当たらない。
仮に犯人がポケットモンキーを殴り殺して埋めたりしていたとしても、
そんな事をする理由もメリットもない。
ブラックジャック先生は、
茂みで何かが逃げていく音を聞いており、
逃げて行ったんじゃないか?・・・と推測するが、
ポケットモンキーの大きさからすると、
その音は大きすぎるとも感じていた。
”そもそも、
二度も念入りにひいておいてわざわざ警察に届け出るバカはいないだろう?”
・・・とブラックジャック先生は身の潔白を主張し、
まずは、
被害者の鑑識をもう一度自分にさせてくれと願い出て、
特別に了承される。
そうして行われた鑑識の結果、
被害者の静脈に大量の石灰の粉が混入されている事が分かり、
恐らくひいた車のタイヤに石灰がついていたののだろうと推測する。
もちろんブラックジャック先生の車には石灰などついていない。
そこで捜査線上に上がってきたのは、
2キロ先にあるセメント工場。
ひいた車は恐らくその工場の大量の石灰の上を走ったに違いないとにらむ。
一方、
警察は依然としてポケットモンキーの行方も探していた。
ブラックジャック先生は、
「なぜポケットモンキーをそう気にするんです?」
・・・と警部に聞くと、
警部は、
「現場にいた、ただ1ぴきの”目撃者”だからだっ」
・・・と言う。
被害者の男は、
ペットのポケットモンキーを、
本当の人間の息子のように可愛がって育てていたらしく、
生きている限りは、
自分の好きな飼い主がひかれた場所から、
きっとそう遠く離れることはないだろうと見ていたのだ。
すると、
ポケットモンキーが近くの農家で発見される。
事故があった夜、
血だらけのポケットモンキーが飛び込んできたのを、
農家の息子が捕まえていたらしい。
そして、そのポケットモンキーは、
どこかへ連れて行こうとズボンを引っ張ったり、
手を合わせたりおじぎをしたりというしぐさを繰り返していたと言う。
それを聞いて、
ポケットモンキーを、入れていたカゴから解き放つと、
ポケットモンキーは、
やはり人のズボンを引っ張った後、
一目散にどこかへ走っていく。
それを追う警察とブラックジャック先生。
ポケットモンキーが”案内”してたどり着いた所には、
被害者の血痕と思しき血のあとが付いていた。
恐らく被害者が実際に轢かれた場所なのだろう。
だが、
ポケットモンキーは飼い主がもう死んでいる事が分かっておらず、
必死に飼い主を探している様子だ。
付着していた血痕を鑑識に回した後、
被害者の死亡推定時間にこの場所を通った車を調べると、
とある運送会社のトラックが1台通っている事が判明。
その運送会社へ行き、
該当のトラックのタイヤを鑑識が調べた所、
洗った形跡があるものの、血痕が付着していた。
そして、
その車を運転していた男が最終的に真犯人として逮捕される。
取り調べで、
その男は現金目当てに被害者を待ち伏せしてはねた事を自白。
生き返る心配があったから二度ひいて、
死体を運んで、霧の中を他の車にぶつけようと、
車が通るのを見定めて、
茂みの中から死体を放り出して逃げたんだ・・・という事だった。
結局、
ポケットモンキーがその前に逃げ出して、
人間の所へ飼い主がひかれた事を知らせにいった事で、
真実が判明し、
無実の罪が証明されたブラックジャック先生。
帰り際、
ポケットモンキーに、
「乗せてやろうか?」
・・・とブラックジャック先生は声をかけるが、
飼い主がひかれた現場から一歩も動かないポケットモンキーに対して、
最後に忠告した一言が上の言葉。
結局その後、
そのポケットモンキーは、
何ヶ月も同じ場所で飼い主を待ち続けうずくまっていたが、
ある朝、
飼い主がひかれたちょうど同じ場所で、
やせ衰えて死んでいた・・・・というラストでした。
これまでも、
動物と人間の絆を描いたブラックジャック作品を、
いくつか紹介してきましたが、
この話も、
個人的にはかなり印象的で鮮明に心に焼きついています。
何とも切ないラストですよね・・・
マンガに感情移入し過ぎと言われるかもしれませんが(笑)、
誰かこのポケットモンキーを保護してあげられなかったのだろうか?
・・・と、
ついつい考えてしまいます(笑)><;
死んだ大好きな主人をジッと待ち続け、
やせ衰えて死んでしまう・・・
まるで忠犬ハチ公みたいな話ですが、
やはり、
人間が注いだ深い愛情というのは、
どんな動物でもわかるものなのかもしれませんね。
逆に言えば、
動物やペットに対して、
きちんと愛情を注げない人間というのは、
動物を飼う資格はないのだとも思ったりします。
愛情を注いだ分だけ、
動物もちゃんと返してくれる・・・
そう思いたいものです。
では、また~!(´∀`*)ノシ バイバイ
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