皆さん、こんばんは!(^-^)
定期的に更新予定の、
私が読んだ本の回顧録、
今回は、
私が好きな歴史小説の中から、
最近映画化もされた、
歴史エンターテイメントとも言うべき傑作、
『のぼうの城』(和田竜著)
【上巻・あらすじ】
戦国期、天下統一を目前に控えた豊臣秀吉は、
関東の雄・北条家に大軍を投じた。
そのなかに支城、武州・忍城があった。
周囲を湖で取り囲まれた「浮城」の異名を持つ難攻不落の城である。
秀吉方約二万の大軍を指揮した石田三成の軍勢に対して、その数僅か五百。
城代・成田長親は、
領民たちに木偶の坊から取った「のぼう様」などと呼ばれても泰然としている御仁。
武・智・仁で統率する従来の武将とはおよそ異なるが、
なぜか領民の人心を掌握していた。
【下巻・あらすじ】
「戦いまする」
三成軍使者・長束正家の度重なる愚弄に対し、
予定していた和睦の姿勢を翻した「のぼう様」こと成田長親は、
正木丹波、柴崎和泉、酒巻 負ら癖のある家臣らの強い支持を得て、
忍城軍総大将としてついに立ちあがる。
「これよ、これ。儂が求めていたものは」
一方、秀吉に全権を託された忍城攻城軍総大将・石田三成の表情は明るかった。
我が意を得たり、とばかりに忍城各門に向け、
数の上で圧倒的に有利な兵を配備した。
後に「三成の忍城水攻め」として戦国史に記される壮絶な戦いが、
ついに幕を開ける。
以下、
数年前に読了後書いた私の感想を転記します。
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「のぼうの城」上下巻読了!
文句なしに面白かった♪(*^▽^*)
”のぼう様”こと成田長親の不思議な魅力に引き込まれました。
こんなリーダー像、
人心掌握術もあるのだなぁ・・と。
合戦シーンの描写は、
まるで映画を見ているような錯覚を覚えます。
映画化が来年に延期されたのは残念ですが、
「三成の水攻め」が大きな見どころで
まだ読んでない方には是非お
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コレ読んだの2011年ですね。
「水攻め」の描写が理由で映画が延期になったのは、
言うまでもなく、
東日本大震災による津波被害の心情を察しての事でしたからね。
当時の感想でも書いているように、
この小説は歴史的な予備知識がなくても、
この、
”のぼう様”こと成田長親の、
不思議な魅力が非常に痛快で楽しめると思います♪(^-^)
私は以前勤めていた職場で、
一支店の支店長を任されていた時期があり、
常に、
「リーダーシップとは何ぞや?」
・・・という、
理想のリーダー像を模索していたのですが、
この”のぼう様”を見ていると、
こんな自然体なリーダーも魅力的だなぁと感じました!^^
おっとりしていて、
不器用で抜けている部分もあり、
普段は領民からからかわれたりしているけど、
裏表のない性格で、
自分の領地の民百姓にも分け隔てなく接し、
自国を愚弄する敵方の振る舞いには、
憤怒の心で戦う事を決意する・・・
なかなか意識して出来ることではありません!(笑)^^;
自分の経験で言えば、
やはり「リーダーとしての自分」に、
多少ならずともプライドがあったりして、
時としてそれが邪魔をして、
素直に非を認められなかったり、
部下を信頼しきれなかったり・・・
後悔先に立たずな事ばかりでした(笑)
「強いリーダーにならなきゃいけない!」っていう、
変なプレッシャーもありましたしね。
しかしこの”のぼう様”は、
正しい事は正しい、
悪い事は悪いと、
ストレートに言える正直な男で、
そこに私利私欲や利己的な考えはありません。
そういう”リーダー”だからこそ、
民百姓たちもこの”のぼう様”を慕い、
皆この領主の為に命を賭けるのだろうなぁと思ったりします。
そう言えば、
私はまだこの映画を見てませんが、
”のぼう様”こと成田長親役は、
野村萬斎さんらしいですね!(・∀・)
個人的には、
正直若干イメージとは違うんですけど、
野村萬斎さんは時代劇が似合いますし、
どんな”のぼう様”を演じているのか気になります♪(^-^)
近いうちにDVD借りて見よう~っと!(笑)
では、また~!(´∀`*)ノシ バイバイ
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