皆さん、こんばんは!(^-^)
定期的に更新予定の、
私が読んだ本の回顧録、
今回は、
私が愛してやまない東野圭吾作品の中から、
今現在の日本の状況にピッタリな、
”原発” を題材にしたこの作品。
『天空の蜂』(東野圭吾著)
【あらすじ】
爆薬を積んだ超大型ヘリコプターを奪取したテロリストは
遠隔操縦でヘリを高速増殖炉の上空へ。
「現在稼働中・建設中の原発を全て破壊して
使用不能にしなければヘリを墜落させる」
という脅迫に対し、政府が下
テロリスト達の犯行の裏に込められた、
原発に対する”想い”とは?..
.
初版は1995年だからもう20年近く前の作品なのですが、
東日本大震災による福島原発の事故が起きた今読むと、
非常にタイムリーというか、
改めて原発について考えさせられる内容でした。
まさか東野圭吾氏は、
20年後の現在の日本の状況を予期していたとは思いませんが(笑)^^;
ストーリー的には、
ヘリコプターが奪取され脅迫状が届いてから、
事件の決着を見るまでの半日程度の時間なのに、
刻一刻とタイムリミットが迫る様子を、
テロリスト、原発、技術者、警察、刑事、役所・・・etc
それぞれの立場から描いているので、
いろんな思惑が入り乱れて読み応えがありました。
途中、
かなりスリリングでハラハラさせられる場面もありましたし!(;´Д`)
ただ、
かなり専門用語が多くて、
内容を理解するのが困難な描写もありましたけどね・・・(笑)^^;
個人的には、
もちろん原発を積極的に容認する訳ではありませんが、
かと言って声高に、
「原発反対!」「原発ゼロ!」を叫び続けるのもどうかと思うのです。
原発周辺に住んでいる人、
原発関連の仕事に携わる人、
原発に依存するだけの人・・・
立場によって原発に対する考えも違うでしょうし。
もっとも、
自分も原発に依存するだけの
”ずるい人間”なの
まだ読んだ事のない方には、
今だからこそ是非オススメの一冊です!
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