ぐぬぬぬぬ・・・・
見ていて、
こんなにイライラと憤りを感じた回はありません!
(いや、あったかも?www)
そして、
こんなに切ない気持ちで見た回もありません!
(いや、あったかも?www)
ま、まぁ、とにかく、
今日の話はかなり切なかったですね・・・
相変わらずのタヌキ家康のしたたかさ。
豊臣を追い落とす為に、
手段の限りを尽くす様は、
もはや尋常ではないですよね!?
大坂の陣の発端となった、
有名な「方広寺鐘銘事件」。
この時代を描いたドラマでは必ず出てくるくだりですが、
やはり何度見ても、
家康のやり方には憤りを感じてしまいます。
秀頼が再建した方広寺の梵鐘に記された鐘銘文。
その中にある、
「国家安康」 は家康の名を二つに分けるもの、
「君臣豊楽」 は豊臣家の繁栄を願うもので、
徳川に対する呪詛の意を含んだ不吉なものだ・・・
と家康側は異議を唱えるのですが、
ホント片腹痛いというか、
言いがかりも甚だしいですよねー!
淀が怒るのも当然。
しかし秀頼の諌めもあり、
一旦は重臣である片桐且元が弁明に向かう事に。
ところが家康は直接会う事なく、
「淀か秀頼が江戸へ下るか、
大阪城を明け渡すか選べ」
・・・という無理難題を突き付けて帰します。
その一方で、淀からの使者・大蔵卿の局には、
家康自ら会い、
「他意はない」
・・・としゃあしゃあと伝える腹黒さ!
これが、
豊臣内部を疑心暗鬼にさせて、
片桐且元を追放にせしめ、
且元に示した条件を無視した事を、
戦を仕掛ける口実にさせる・・・という、
二重三重にも張り巡らされた家康の罠。
こうまでして豊臣を追い落とそうとする、
家康の執念深さには、
ある意味脱帽するばかりですが、
やはりこういう腹黒さが、
家康を好きになれない一番の理由ですね~!
例えそれが、
天下泰平の為であっても・・・
秀忠が秀頼に、
「豊臣家が関白、徳川家が将軍として並び立ち、
共に手を携え天下を治めよう!」
という文を出し、
それを支えに耐える秀頼。
この考えが理想論に過ぎず、
天下を治めるのに、
2人もトップがいるのは、
天下を2つに分ける禍の元になる・・・
という家康の考えも分からなくはないですが、
やはり感情として今回のような家康の行動、
そして、
二つの顔を使い分けて、
腹の底では別の事を考えている腹黒さは、
やはり理解できない私です。
そう考える私は、
このドラマにおける秀忠や秀頼と同じく、
甘い戯言を言う”理想主義者”で、
きっと大将やトップの器ではないんでしょうけどね。
それにしても、
すっかり秀頼ファンになってしまった私!(笑)
先々週あたりから薄々感じてましたが、
このドラマでの秀頼は、
何とも懐が深いというか、器が大きいというか、
淀の深い寵愛を受けて、
過保護に育ったお坊ちゃまになってもおかしくないのに、
ホント発する言葉のひとつひとつが素晴らしいですよね~!
徳川家の跡取り息子・竹千代の不甲斐なさとは大違いですよ!www
秀頼のそんな大将としての資質やカリスマ性に、
きっと家康は恐れを抱き、
豊臣の力を削がなければならない・・・と思うに至ったのでしょうが。
ちなみに、
秀頼役の太賀君という役者は、
今まであまり知らなかったのですが、
なかなか様になっていると個人的には思います。
それにしても、
これにて徳川と豊臣の戦がいよいよ始まる事に・・・
姉妹、親子、従姉弟・・・
それぞれで敵味方に分かれる事になった状況に、
戦国の世の悲しさが満ち満ちています・・・
江や淀の心中、
千姫の立場・・・
色々思うと涙が出る一時間でした。
史実とは言え、
どうか戦だけは・・・
せめて秀頼と淀君の命だけは・・・
そう願わずにはいられない私です。
叶わない願いなのですが・・・
さて、
来週は、 「大阪冬の陣」
ついにこのドラマもクライマックスに差し掛かってきましたね!
関ヶ原の戦いは素っ飛ばされた今回のドラマですが、
豊臣家の最期となる、
この大阪冬の陣、夏の陣に関しては、
じっくり描いてくれるようです!
もうココから先最終回までは、
涙なくしては見れないでしょうが、
心して見届けましょう!
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