今日は、
子を持つ父・母という立場の方からすると、
いろいろ想う所も多い回だったのでは?
自分は残念ながら、
子もいなければ妻もいないので、
息子がいる想定で、
無理やり、
親の気持ちになりきって見ていました(笑)
我が子でありながら、
乳母・福に養育の全てが任せられ、
意のままに会う事も出来ず、
なかなか心を通わせる事が出来ない江と竹千代。
その心のすれ違いっぷりは、
見ていて何だか切なくなりましたよ・・・
正直、
もっと母・江が国松びいきで、
竹千代嫌いに描かれるのかと思いきや、
お互いにもっと話したいんだけど、
お互いに心を開けないというか・・・
なんとももどかしい雰囲気でしたね。
それにしても、
学問には長けているものの、
病弱でひ弱な長男・竹千代と、
聡明活発で、
両親や家臣の覚えもめでたい次男・国松。
ううむ・・・
確かにどちらを跡取りにするか?
・・・というのは難しい問題ですな。
ましてや将軍家。
一国のリーダーの後継者を決める問題でもありますから、
尚更だったはず。
もちろん家中でも跡取り問題は、
お家の一大事ですから、
家臣や女中の噂の的になってしまい、
お世継ぎは聡明な次男国松では?
・・・と決めつけられてしまう始末。
この歳で、
将来の資質を決めつけられてしまうなんて、
何だか可哀想ですよねぇ・・・
自分は次男でしたが、
子供の頃の性格はこの竹千代に近いので、
(決して勉強は出来ませんでしたがwww)
ツライ気持ちが分かるような気がします。
母親の立場からしても、
やはり幼い頃から抱く事も出来ず、
自らお乳を与える事も出来なかった長男よりも、
気遣い出来るほど優しく育った次男の方を、
ついつい可愛がってしまうのも無理ないのかもしれませんね。
一方、
親子と言えば、
母娘の関係だけでなく、
もちろん父息子の関係も・・・
父・家康と秀忠。
あまりにも偉大すぎる存在の父。
そして隠居してもなお存在感を増す父。
何をするにしても父の意向が最優先で、
何も口をはさめない現状に不満を持つ秀忠。
こんな秀忠の心境もよくわかりますね~。
何を言っても結局は親の意のまま・・・
心を開かなくなるのもある意味道理だったのかと。
しかし、
そんな冷え切った親子関係に、
人一倍心を痛めていたのが、
秀忠の乳母・大姥局。
今回の話の中で、
割と序盤から大姥局の穏やかでない表情が、
ちょいちょいインサートされてましたが、
それは最後の展開への布石だったのですね。
病に倒れその病床で、
家康と秀忠に、
ひたすら腹を割って話すように懇願するシーン。
ウルッときましたね~
実の息子以上に愛情を注いだ秀忠だけに、
「そなたは実の母以上に母であったぞ!」
(正確なセリフは忘れたwww)
・・・という秀忠の言葉。
きっと大姥局にとっては、
何より嬉しい言葉だったのではないかと思うと、
またまた泣けてきたのでした・・・
そんな大姥局の言葉に動かされ、
月夜の下で、
家康と秀忠が二人きりで酒を酌み交わすシーンは、
かなり画になる場面でしたが、
やはりこと豊臣の処遇の話になると、
相容れない二人。
やはり秀忠の言う事は綺麗ごとなのか?
最後、大姥局が、
江に対して遺した言葉、
「何があろうと、
母が子を諦めてはなりませんぞ!」
このセリフ好きでした!
すごく心に残る一言でしたね。
親子関係、
特に子を子とも思わない、
未熟な親が増えている、
現代社会へのメッセージとも受け取れるような気がしました。
親でもないクセに、
偉そうなことを言ってスミマセン!
でも柄にもなく、
”親子とは何か?”
少し考えさせられた一時間でした。
さて、
来週は、 「姉妹激突!」
ああ・・・
ついに、この時が・・・
いよいよ始まってしまう徳川と豊臣の戦。
執念とも言うべき家康の豊臣追い落としの策とは?
淀と江がついに敵味方に分かれてしまうなんて、
一年間このドラマを見てきた視聴者にはツラ過ぎます・・・
来週以降涙なくしては見れないようです
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