『ドンマイ ドンマイッ！』
に続いてもう一冊、
故・三沢光晴さんの著書を・・
読まれた方も多いかと思いますが、
『理想主義者』
という文庫本です
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最近は本屋さんも
三沢さん関連本のコーナーを作っている所も多く、
いろいろ手に取っては
三沢さんの生前の声を
改めて聞いているような思いがします
この本自体は、
2004年に出版された本を改めて文庫化したものなので、
執筆されている内容の背景は数年前の話になります。
どころどころに
K-1 や PRIDE
など
格闘技ブーム全盛期を意識するような表現も見られますが、
プロレスの真髄、
醍醐味とは何ぞや？
・・という事に関しては、
以前も今もこれからも変わらないんだ
という認識を改めて強くしました
プロレスファンなら経験があるかと思いますが、
よく、プロレスをあまり知らない人から、
「あれってショーだよね？」
・・とか、
「本気で技かけてないよね？」
・・とか言われたり、
挙句の果てには、
「プロレスなんて八百長だ！」
・・なんていう人までいる始末で、
ファンからすると悔しく歯ぎしりをすることがあります
思うに、
プロレスというジャンルが、
あまりにも奥深く簡単に理解されにくい世界なので、
そういった、
殆どプロレスを見た事がないくせに、
世間一般の偏見にしたがって軽くバカにする人達が
存在するのでしょう
全ての人にプロレスに興味を持って欲しいとは思いませんが、
せめて批判するなら、
少しでもプロレスの事を知ってからにしろ！
・・と
私はいつも思っていました
私はこの本を読んで、
そういったプロレスに偏見を持つ人達に
是非読んでほしい
と強く思いました。
”真剣勝負とは何か？”
という章で
プロレスラーとしての誇りについて
思いが述べられていたり、
”技術とは何か？”
という章では、
よくプロレスに疑問を持つ人が
投げかける質問・・
「ロープに振られた選手は
なぜ素直に戻ってくるのか？」
に対する
現役選手ならではの説得力のある答えが、
すごく分かりやすく述べられています
これだけを読んでも、
改めて
”プロレスの奥深さを知り、
プロレスを楽しめる”
・・という高度な感情を持てた自分に対して
喜びを感じました
プロレスファンはもちろん、
プロレスファンの方以外にも
是非読んでほしい一冊です
ファンなら絶対、
プロレスに対して、
そして三沢光晴というレスラーに対して、
改めて誇りに思うハズです
この本には
「タイガードライバー」
や
「エメラルドフロウジョン」
など、
三沢さんの数々の必殺技や、必殺技そのものに対しての、
三沢さんの考え方も書かれています。
それを読みながらこの映像を見ていると、
また違った感情が湧いてきました
嗚呼・・
三沢さん・・
本当にありがとうございました
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