2020年の1月、わたしはインドネシアに行った。

 

インドネシアで、占い師にみてもらった。

 

この占い師は代々続く有名なサイキック家系なのだが、占い師の彼自身に子どもがなく、彼の代で占いは終わるのだと言った。

 

占い師はルノルマンカードを使った。

 

わたしには聞きたい事があった。

 

しかし、この占い師は突然、わたしがききたい事と全く関係のなかった、アダマのことを語りだした。

 

わたしは占い師にアダマのことを聞くつもりはなかった。

アダマのことはよく知っているし、他の人にわざわざ視てもらう必要がない。

 

占い師は言った。

「あなたには、素晴らしいビジネスパートナーがいますね。彼は非常に信頼できます。」

 

そんな事は、他の人に言われなくてもわかっている。なのにこの人はなぜアダマの話をするのだろう?と不思議に思っていたら、占い師が続けた。

 

「彼が語ることはとても深く、そこには様々な意味が含まれています。あなたは彼が言っていることを理解したつもりでも、完全には理解できていない場合があるので、気を付けるように。彼と接する時は、わかった気になってはいけない。」

 

と言われて、

ああ。これを聞くためだったのかと。

そう思った。

 

わたしは日本に帰国してからルノルマンカードを買った。