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That's where we are

the Church of Broken Pieces
(アメリカ救急医の独り言と二人言)

愛犬タラの火葬を依頼した会社は

人間の火葬も兼ねた所でした

 

 

白を基調にした綺麗な受付で

電話番号だとか住所だとかを訊かれた後に

 

「ご遺灰は返却ご希望ですか?」

 

ヘンな質問だな、とは思ったけれど

その時「はい」とだけ返事をし

遺灰を入れる箱をどうするだとか

名前を彫った板を付けるかとか

色々手続きをした後で

 

クレジットカードを受付の人に渡し

レシートにサインをしている時に

 

「さっき、遺灰は返却希望かって

尋ねられましたよね?」

「ええ」

「そんな質問をされるということは

返却を希望しない方もいらっしゃるとか?」

 

わざわざ灰にしてもらうなら

取りに来るのが当然と思っていたら

 

「ご遺灰はいらないという方、

いらっしゃいますよ」

 

ご隠居さんが多い地域なので

アパート住まいで、裏庭に埋めるとかの

選択がないからかな?

 

「人間のご遺灰でも、いらないって家族

いらっしゃいますしね」

 

これだけでも、私には驚きなのですが

 

引き取り手のないペット、人間のご遺灰は

この火葬をしてくれる会社のオーナーが

ある程度の数のご遺灰が集まると

海へもっていって、散骨するのだそうです

 

「執着がない方もいらっしゃるのね

そういえば、フィラデルフィアの公園で

ビニール袋に入ったご遺灰が

捨ててあったという記事を読んだことがあります」

 

すると、受付の方

 

「それはこの辺りでも結構ありますよ

そこらへんに捨ててあるんです」

 

「結構ある」がどのくらいの頻度で

「そこらへん」がどの辺りなのか

あ、それ、フツーです、みたいに

シラッとおっしゃるの...

 

今後、道端にビニール袋が捨ててあったら

見てみないふりをしてしまいそう

 

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