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That's where we are

the Church of Broken Pieces
(アメリカ救急医の独り言と二人言)

ERの診察室

 

患者以外が’部屋にいる時は

その人が誰なのか確認する

 

この辺りは、南部の暖かい冬とか

海の近くでの生活とかを求めて移住してきた

ご隠居さんが多いので

近所の人とか、同じ教会に通う人が

ドライバーとして付き添ってくることが多々あり

既往歴だとか飲んでいる薬だとか

家族でない人に知られても良いのか、確認する

 

大抵は「いいですよ」というのだが

ドライバーがトイレに行くのに席を外したすきに

何十年前にも受けた豊胸手術のことを

絶対あの人には言わないでね、と

コソッとささやいたご年配の女性もいた

 

ティーンエイジャーが患者の場合は

絶対に数分間、付き添ってきた大人に

退室をお願いする

「誰でもティーンだったこと、ありますでしょ?」

そう言うと、親御さんたちはすんなり部屋を出る

 

誰でも隠したいことはあるものね

今回は男性の老人患者

ベッドサイドの椅子には、中年男性

 

息子さんかな?と思ったら

 

「僕は、義理の息子です。

彼の美しい娘さんが、僕の素晴らしい妻なのです。」

 

なんて素敵な自己紹介

 

日本語で「愚妻」という言葉がある

本当に妻を愚かだと思っていなくても

謙遜して自分の妻のことを呼ぶときに使う言葉らしい

 

なんでかな

 

自分の奥さん、好きで結婚したのだから

思いっきり褒めたら良いのに

 

奥さんのことを誉める男性は素敵だと思う

この人も、(私の基準で)二枚目だったが

多分1.5倍増しくらいに素敵に見えた

 

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