Chin people | 世界のどこかで

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ミャンマー国軍が国民民主連盟を率いるAn Sang Su Chi国家顧問と複数の政治家を拘束したというニュース速報が出されて数日経ちますね。またもやミャンマー国軍のクーデターが起こってしまって。

マレーシア在住中、ミャンマーからの難民の子供たちに英語などを教えていました。この子たちはミャンマーの山岳地帯に住む 'Chin' 族でキリスト教信者。国軍により酷い仕打ちをされて家族と共にタイとの国境を越えてマレーシアにたどり着いたのです。船とトラックなどに隠れて何も食べずに1週間かかって来たという子もいるし、それぞれ信じられないような経験をしながら。。。それでもみんな笑顔で礼儀正しく、愛さずに入られない子供たちでした。マレーシア政府はミャンマーから逃れて来た人々に対しての援助はなく難民のステイタスをあげることもなく、ただただ滞在は許すというスタンスでした。その為にUNHCRがまず難民のステイタスを授け、他国に難民として送る役目をしていました。私が受け持っていた子たちはアメリカ、オーストラリア、スウェーデン、チェコなどに移り教育も受け、自国を思いつつも頑張っています。今でもフェースブックなどで繋がっていて、幸せそうな姿を見ることができ嬉しく思っています。ちゃんと勉強してお医者さんになって将来はミャンマーに戻って人々を助けたいと言っていた子もいたな。