こんにちは~♪鶴見です(・∀・)


今日の日経新聞でこんな記事を発見しました。


部下の指導 笑顔と対話で

「モーレツ」過度に求めず 口角上げて温和な表情


「仕事の鬼」と呼ばれるほど職務に打ち込むのはいいが、自らが部下を委縮させる怖い存在になっていませんかーー。マネジャーなど指導的な役割になってから、そんな問題に気づいて組織全体の力を引き出すように自分を変えた人が目立つ。仕事に対する厳しさは同じだが、笑顔や部下との対話などで職場をまとめ、自らのキャリア向上にもつなげようとしている。


エステーで消臭芳香剤「消臭力」などのブランドマネジャーを務める角田武史さん(38)は今、仕事の合間に部下に笑顔で接し、職場の和やかな雰囲気を生むキーマンでもある。しかし、営業担当だった20代には、後輩に「どうせ怒られるから角田さんが退社するまで事務所には戻れない」と恐れられた。


後輩打ち負かす


入社1年目から都内の大手総合スーパー40店舗の担当で、小売店側から売り場づくりを任された。「自分を必要としてくれる小売店で売りまくることが快感だった」。就職活動に失敗し、”大学5

年生”の7月に拾ってくれたのがエステー。顧客だけでなく、自身の会社にも貢献しようと頑張るモーレツ社員だった。


しかし、後輩を持つようになってから思い悩むことも増えた。「俺ならこうやるのに」「あと少し頑張ればもっと成績を上げられるのに」。自身の経験を伝えることで早く成長してほしいとの思いが先行し、後輩が何も言えなくなるまで打ち負かしていた。


あるとき、当時在籍していた横浜営業所の所長からこんな言葉をかけられた。「角田は相手が何を求めているかを知って振る舞うともっといいセールスになれる。後輩指導も同じだよ」。角田さんは素直に「しっかり見てくれているんだな」とその言葉をかみしめた。


後輩や部下にストイックさを求めすぎるのは「性格的弱点」と認識。今では「相手をきちんと理解したうえで指導すべきだ」との所長の教えを肝に銘じている。「部下には構えずに飛び込んできてほしい」と角田さん。自身をさらけ出す努力を重ねた結果、今では後輩が怖がらずに相談に来るようになった。


キリンビールの営業を担当するキリンビールマーケティング(東京・中野)の橋本武士さん(43)も仕事の実績を上げる中で、部下との付き合い方を大きく見直した一人だ。橋本さんはトップセールスマンの一人として社内で一目置かれている。ただ「声をかけるのが怖かった」と言われるなど、部下から恐れられる存在でもあった。


橋本さんの営業手法は猛烈だった。酒販店や飲食店など顧客への訪問は毎日30件以上。「営業件数は他人に絶対に負けない」という自信から部下にも同じ水準を求めた。営業がうまくいかない部下をみると「自分にできることをなぜできない」と理由を聞かず、一方的に怒鳴っていた。


ある日、同僚から「君はいつも鬼のような顔で仕事しているが、上司の仕事は部下が働きやすい環境をつくることだ」と言われ、ハッと気づいた。数十人いるグループの部下は橋本さんを恐れてほとんど声をかけない状態になり、職場は絶えず緊張感に包まれていた。


全員に声かけ


このままではいけないと、少しずつ自分を変え始めた。まず、「おはよう」「がんばっているな」など1日1回はグループ全員に声をかけるようにした。相談されても一方的に指導はせずに、できる限り言い分を聞くよう心がけたほか、常に口角を上げ、温和な表情を意識した。


部下も徐々に橋本さんを受け入れるようになり、同僚同士の会話も増えた。担当地域の販売競争で社内の他グループに競り負けると、部下が「くやしい。次は絶対にやり返します」とメールを送ってきた。橋本さんは「職場の雰囲気を少しは変えることができたかな」と手応えを感じている。


堀場製作所の管理本部人事担当副本部長、野崎治子さん(58)も管理職になった20年ほど前に「笑顔は仕事のチャンスを引き寄せる」ことに気づいた。1978年に入社後、主に人事畑を歩んだ。仕事を依頼するときに頼みやすい人とそうでない人は分かれる。違いは相手の「笑顔」の有無だった。今は社内大学「ホリバカレッジ」学長も務め、研修を受講する管理職らに「まず笑顔トレーニングをしましょう」と呼びかける。


叱られる側と思いズレ

課長職 育成になる

一般社員 やる気失う


自分が仕事でがんばってきたという自負が強い人ほど、キャリアを重ねる中で同僚らに無用な威圧感を与えていないか注意する必要がありそうだ。特に、マネジャーなど管理職になれば、なおさら。上司という優位な立場を利用した「パワーハラスメント」は論外としても、組織の全体の力を高めるようにマネジメントしなければ、会社の業績にも結びつきにくい。


調査結果にも、それは表れている。日本生産性本部は7月に第2回「職場のコミュニケーションに関する意識調査」の結果を発表した。それによると、課長職のうち部下を叱ることが「育成につながると思う」とした回答が89.0%だったのに対し、一般社員では上司から叱られると「やる気を失う」との答えが56.8%を占めた。


管理職が仕事に対する厳しさを率先して示すことは重要だ。しかし、やみくもに怒るなどして、職場が過度に緊張すれば士気が低下するばかりか、自由な発想も生まれにくくなる。日本生産性本部は調査結果を踏まえて、管理職の叱り方などについて「部下の特性に応じた関わり方が、より一層必要」と指摘する。




難しいんですよね、人を育てるの…


鶴見は、子どもと大人の教育、どちらにも携わったことがありますが…


子どもの方が、素直に聞き入れることができる分、


楽かもしれない、って思ったことはあります(笑)


でも…


どちらにしても、『人を育てる』ということは、その人の人生も背負うわけで、


中途半端に対応できないし、


責任もある。


しかも、師を超えるのはやっぱり難しいから、


自分のレベルが低かったら、教育されている側のレベルも決まってきてしまう。


鶴見は、それが嫌だったので、


自分自身が常に成長していかなければならないって思っていました。


その人の中にあるものを引き出していけるように、


導いていくことって、本当に難しいです。


素敵な上司に出会える確率って結構低いと思うんですよね、実は


鶴見は…


講師だったころは、生徒が最大限に伸びるよう、


いつもその子に合った指導法を手探りで探していました。


部下を持ったときは、働きやすい環境をつくることができるよう、努めていました。


鶴見は…


優秀な指導者ではないけど、


いつも、人の心に寄り添う行動ができるように心がけていました。


技術・知識はあとからでもついてくるので、


まず、心が大切だと思っておりました。


鶴見、何歳まで生きるか、まだ分かりませんし、


これから、自分の人生がどうなっていくのかもわかりませんが…


それでも、また部下を持つようなことがあるときに備えて成長していきたいと思います。


この記事を読んで、ちょっと勉強になりました。