胚の直径はおよそ120µm~200µmになります。

勿論、肉眼では目視できないため顕微鏡を覗き込みながら胚を取り扱います。

 

胚操作する方法として2つの方法があります。

1つ目は自分の呼気を使って口で操作する方法です。

 

胚操作では非常に緻密で繊細な作業になるため

日本のほとんどの施設ではマウスピペットを使い呼気を調節して胚操作を行っています。

 

2つ目は手を使い空気を調整して胚操作する方法です。

 

こちらの方法では呼気を使う操作より難しいと言われています。

 

私は現在2番目の手を使った操作に移行しています。

ずっと口での操作でしたがなぜ難しい方である手の操作に移行しているかといいますと、

患者さんの中には、呼気で扱うより手の操作で操作される方が精神衛生上うれしいという方がいると思ったからです。

口を使った操作のレベルに追いつき追い越せるよう、日々、トレーニングを怠ることなく行っていきたいと思います。