背景および目的
母親の西洋式食事(WSD)は生殖成績不良と関連していますが、これが食事自体によるものなのか、それとも基礎的な代謝機能障害によるものなのかは不明です。
今回我々は、メスのアカゲザルを用いて生殖結果に洋食がどのような影響を与えるかを調査することを目的としました。
結果
洋食を摂取することにより対照群より有意に体重が増加しました。
短期間の洋食摂取は胚盤胞形成の減少を示しました。
短期間の洋食摂取群では分裂の遅延や多核が観察されました。
結論
母体の肥満とその体外受精治療への悪影響は、ヒトとげっ歯類の両方で報告されています。しかし、これらの影響が食事自体によるものなのか、それともその後の代謝機能障害の発症によるものなのかは不明でした。
この研究の結果は、母親の食事の調節が肥満女性と正常体重女性の両方の胚形成とその後の発育にどのような影響を与えるかについての理解を進めるのに役立つことが考えられます。
私見
BMIと生殖結果については様々な報告がされています。
食事を変えたり、適度な運動が妊娠への近道かもしれないですね。
地中海式の食事はおすすめです。