漢方を専門にするまでの私について

 

最近よく尋ねられるのでブログに書こうと思います

 

薬剤師歴18年

経歴は、公務員、保険薬局、病院勤務、漢方薬局勤務と多々あり

その時々の「自分の知りたい、学びたい欲」で職場を異動してきました

 

保険薬局から病院勤務への転職はかなりハードルが高いと感じる薬剤師さん多いのではないでしょうか?

 

6年以上勤務した薬局を辞めて、30手前で勇気を出して病院へ

 

その理由は、

 

 

  妊娠出産を経験し、女性医学に無知であることを痛感したから

 

 

産科へ行ける確実な補償はないのに、とりあえず辞めてから就活をしました。

 

するとなんと1か月もしない間で、産婦人科からお声がけしてもらい就職が決まるという奇跡

 

入社してみると「産婦人科」だけでなく「不妊治療外来」が主であり

これまでの薬剤師としての経験がまーったくと言っていいほど役に立たなかった

 

毎日毎日新しいことばかりで

勤務中も帰宅後も休みの日もひたすら不妊治療に関する勉強をしていました

 

そうやって学びながら働くなかで

薬局にいたら絶対に経験できないような事をたくさん

本当に沢山するのです

 

・中絶

・若年妊娠

・若年不妊

・高齢出産

・同性婚

・精子バンク

・卵子バンク

・死産

・産後うつ

・産後の自殺

 

などなど

 

私の住む沖縄は若年妊娠率も高く、中絶率も高い

 

そして貧困率も高い

 

母子家庭率も高い

 

そのスタート地点を見ているようでした

 

 

  ちょっと反れましたが、漢方について話を戻します

 

 

病院の医師が、西洋薬だけを使用して診療にあたっていました

漢方薬はひとつもない現場は初めてです

 

 

通院される方々は、赤ちゃんが欲しい方、妊婦、産後ママ、更年期に悩む方など

様々なステージの女性が多くいるなか

 

医師の処方する薬では改善が見られない方が一定数いることを体験し

お薬を渡す際に、「他にもっと良い治療法はないのかしら?」と

相談される度に何もできな自分がもどかしかった

 

女性医学を勉強していると、必ずといっていいほど「漢方」に関する記事を目にします

 

女性に多い不定愁訴(ふていしゅうそ)には漢方薬が良いケースがあるのも

勉強する中で知っていたので

漢方を提案したかった

 

でもね大きな壁が立ちはだかる

医師いわく「僕は漢方は信じない」

 

おいおい、宗教ではない。漢方は東洋医学です!

 

それをきっかけに、

「漢方の提案ができるように勉強する」

を目標にして

 

実際に漢方を処方している漢方薬局に転職することとなったのです

 

 

 

続きは次回へ

 

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