暮れも押し迫った昨年の12月30日
携帯に1110番からの着信がありました。
とっさに「事件ですか?事故ですか?」
末4桁が1110はほぼ警察からの電話です。
ちょっと真面目なトーンで出てみました。
皆様覚えてらっしゃいますか?
10月1日のブログ
「若者の皆様へ」に書いた交通事故の話を。
その件で第一通報者である私に経過報告の電話が入ったのでした。
警察の方の話では
最後に助けられた方が回復をされ
自分で歩いて警察まで来る事が出来るまでになり
聴取も一段落ついいたのでご連絡いたしましたとの事。
ご心配されていただろうに、そんな事情でご報告が遅くなり
申し訳ありませんでしたとも。
いいんです、そんなこと。
気になって仕方なかった最後の彼の事。
「後遺症が残ってしまいましたが
自分で警察まで来れる様になりましたよ。」
少し悲しげで、でも誇らしげに
その警察官は言いました。
「そうですか。わざわざありがとうございました。
今度彼が警察に来る事があれば、ありがとうって伝えて下さい」
涙が溢れてきそうだったので
そう言って直ぐに電話を切りました。
救急車を待つ間の気の遠くなる程に長く感じた時間。
ずっと耳に残る彼の生きようとする呼吸の音。
側にいて、聞こえてるかどうかもわからないけど
励ますしか出来なかった自分。
一瞬で変わってしまった彼の人生。
その人生をあれこれ考えても仕方ないしそんな資格は私にはありません。
でも時々 少しだけ、
そっと彼の事を思い出し
心を寄せようと思います。
自分に「頑張って!」って言うボキャブラリーしか無い事が悲しいです。
誰もが皆、誰に言われなくたって
頑張ってるのに。
生きててくれた事
嬉しかったです。
本当に。