2022年8月上旬、日本への一時帰国の余韻と興奮がすっかり冷め、日常に落ち着きが戻ってきた頃、ふとしたことで左胸の左下になんだかしこりみたいなものが…あるような気がして、でも10年ほど前に左胸の右上にしこりのようなものを感じて検査をしたところ乳腺症で、しこりのようなものはしこりではない、という診断だったことがあった(そして気がついたらなくなってた)ので、今回もそうなのかなー次の生理が終わったらもう一度確認してみよう、と思いつつすっかり忘れてしまって。
約1ヶ月後の9月半ば、娘と床でゴロゴロ〜して遊んでいたら、明らかにコリっとしたものを左胸の左下に感じて。べべ(イギリス人夫)に話したところ、お願いだから明日GPに診察の予約を取って!とかなり強く言われて(友達の奥さんが大腸がんで余命数ヶ月という話を聞いたばかりだった)、私自身も不安に思ったので翌朝にGPへ電話をしました。
急いで電話したところで予約は二週間後とかなんじゃないのかな、と思いながらGPの受付に、胸にしこりを見つけたのでと言うと「翌週の水曜日に予約入れますね!あ、隣町のGPであれば月曜日にとれますよ!」とかなり早い対応でビックリ!電話をしたのが確か木曜日とかだったのでかなり直近で予約が取れました。
で、GPに行く2日前に、脇の下にもしこりを見つけ…GPでの触診でも左胸と脇下にしこりがあるのを確認されて…10月頭に最寄りの病院の Breast clinicで検査を受けた結果…
乳がんステージ3 HER2ポジティブ
いや、もう、ほんとに、自分ががんになるなんて青天の霹靂すぎて…
ドクターの言っていることは頭では理解しているんだけど心が全然追いつかなくて何もリアクションできなかった。
でも今思い返してみたらあの時ドクターが何を言っていたのかあまり覚えてないから頭でも理解できていなかったのかな。
はっきり覚えているのは、一通りの説明を聞き終えて、「ところで私はステージでいうとどこにいるんですか?」と聞いたところ「今のところステージ3です」という答えが返ってきたこと。
この「今のところ」が意味したところは、このあとCTスキャンとMRIなどの他の部位への転移を調べる検査が控えていたからなのでした。
そして、人生最悪の知らせが届いたのはこの日ではありませんでした。
つづく。