更新日、昨日でした……
忘れてました……すいませんm(_ _)m
一日遅れですが









「じゃあ、一緒に食べよう。
手、洗っておいでよ」


俺の言葉に従って洗面所に向かうニノ。
戻って来た時はジャケットを脱いで綿のカッターシャツ姿だった。


「寒くない?
俺のカーディガン着る?」


痩せた身体にシャツ一枚が何だか寒そうで、思わずそう言うと、本人はフルフルと首を横に振った。


「大丈夫。
この部屋あったかいよ」


それに、服なんて借りたら返したくなくなっちゃうし。
独り言のような小さな声に、咄嗟に返す言葉が見つからなくて聞こえないふりをした。


『返さなくてもいいよ。
なんなら今夜帰らないで、泊まっていけば?』


これまでだったら簡単に出たフレーズがなかなか口に出来ない。
ニノに引いてるとか、言いたくないとかじゃあないんだ。
ただ……今までみたいに軽はずみに口にしちゃあいけない。
そんな気がするだけ。




久しぶりの向かい合っての食卓は楽しくて。
ニノは俺の今日の買い物の顛末を聞いてコロコロと笑った。


「明日は筋肉痛かもね。
相葉さん、今までずっと頑張って来たんだから、少し休んだらいいんだよ」


労わるように言われて、肩の力が抜けた。
そんなに頑張って来た自覚はないけど、仕事で認められるって事くらいしか自分を肯定出来る術が無かったから、知らないうちに力が入り過ぎてたのかもしれない。
家は、親にあてがわれたとはいえ持ち家で家賃の心配もない。
貯金もそこそこあるから、暫くは生活に支障もない。
確かに、焦って次を探す必要も無いと言えば無い。


「あの……」


箸を置いたニノが両手を膝の上でキュッと拳を握る。


「……オレ、これからも、ここに来ていい?」


おずおずと俺の反応を伺うように見上げる。
なんでそんなに自信なさそうなんだろう。
もしかして俺が拒否するとか思ってるのかな。
そんな事するわけないのに。
ああ、そう言えば怒りに任せて二度と来るなって怒鳴った事があったな。
あの時は普通の精神状態じゃあなかったから……
まさか、あれを気にしてる?
それって恥ずかしすぎる。
あんな、人に思いっきり八つ当たりをするような奴だとは思われたくない。
いや、実際八つ当たりしたんだけど……


「もちろん!いつでも来てよ。
これからは俺が飯作って待ってるから」


贖罪の意味も込めて、今の俺の最上級の笑顔で言うと、ニノはまだ「いいの?」と遠慮しながらホッとしたように表情を緩めた。














つづく