恋人とは言っても、俺たちはまだキス止まりで。
気持ちははっきりと恋愛感情なのに、体の関係への戸惑いが拭えない俺は雅紀の要求に応えられないでいる。


だって、やっぱり怖いし
雅紀は逆でもいいって言ってくれるけど
それはそれで、やっぱり怖い


未知の世界への恐怖に立ち竦んで身動きが出来ない俺を雅紀は辛抱強く待っていてくれる。
こんな俺じゃあ雅紀にふさわしくないんじゃあないか、いっその事こと別れた方が……
なんて思いが頭を過ることもある。
だけど、それは俺が嫌だ。
前に進めないくせに、それでも雅紀を手放せない。
俺はなんて自分勝手なんだ。


その日、結局智に押し切られて、閉店後智の家で飲むことになった。
急な話だったから、ムロくんとフウマは予定があって、智とニノと雅紀と俺の四人で智の家に向かった。


智の家は元は智のじいちゃんが住んでいたやっぱり純和風の家だったんだけど、智が手を入れてモダンな家に作り替えられている。



「カンパーイ!!」


掘り炬燵風のテーブルに料理と酒が並んで、主に雅紀と智がテンション高く乾杯の温度をとって酒盛りが始まった。


テンションの高い二人は賑やかに、かつハイペースで飲んですぐに酔っ払った。


「じゅ〜ん〜
たのしい〜ねぇ〜」


雅紀が俺の肩にしなだれかかってクフクフと笑っていたかと思うといつの間にか目を閉じている。


「あれぇ、あいばちゃん、ねちゃったぁ?」


グラスを煽りながら智が雅紀の肩をバシバシと叩くけど、雅紀が持ち直す気配はない。


「こりゃあ、ダメだな、潤、連れて帰って寝かせてやれ。
ニノォ、おれたちはもっと、のむぞぉ〜」

「はいはい、わかりましたよ。
潤くん、相葉さんが本格的に寝ちゃう前に寝かせてやんなさいよ」


俺の肩の上で目を閉じたままヘラヘラしたりブツブツ言ったりしてる相葉さんにニノが二人は面倒見れないと俺に促した。
















つづく